出版社内容情報
竹長?吉正[タケナガヨシマサ]
著・文・その他
内容説明
ドイツ文学者、作家、そして批評家として生きた中野孝次。彼の作品はなぜ心に響くのか―『ブリューゲルへの旅』、『麦熟るる日に』、『季節の終り』『暗殺者』、『ハラスのいた日々』などを取り上げ、多彩な観点から考察した著者の評論集大成!
目次
観念的ラジカリストの教養人から脱け出す―『ブリューゲルへの旅』『麦熟るる日に』を読む
『苦い夏』と『季節の終り』―中野孝次の二著書
作者の理想と人物造形―『季節の終り』を中心に
中野孝次の後期作品―小説『暗殺者』とその周辺
戦争と平和の問題―エッセイ及び小説
愛犬ハラスの話―『ハラスのいた日々』
『中世を生きる』と『いまを生きる知恵』の検討―中野孝次のエッセイ二作品
「マクベスの幽霊に就て」(夏目漱石)と「『土』と漱石と白鳥と」(中野孝次)―文学とは、どういうもの?
小沢信男のこと
わたくしのドイツ旅
中野孝次からの書簡
中野孝次の著作解説
写真の解説
著者等紹介
竹長吉正[タケナガヨシマサ]
1946年、福井県生まれ。埼玉大学名誉教授。白鴎大学、埼玉県立衛生短期大学(現、埼玉県立大学)、群馬県立女子大学などでも講義を行った。日本近代文学、児童文学、国語教育の講義を行い、著書を出版。三省堂の高等学校国語教科書の編集委員をつとめた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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