内容説明
うつくしい白キツネにであっためんどうくさがりやのお百しょう・きさく。キツネから六本のうでをもらい、村一ばんのはたらきものになるが、そこにはひみつがあり…。
著者等紹介
まくの明子[マクノアキコ]
1969年生まれ。大学卒業後、愛と平和と自然とユーモアをテーマに童話や詩を書き始める。二児と白犬の母。ヒーリングセラピスト。右脳教育に興味を持ち、長男出産直後から右脳教育を開始。長男(優耀)は、一般財団法人理数教育研究所主催2018年度「算数・数学の自由研究作品コンクール」中学校の部で、「西から昇ったおひさま」が見たい!で、最優秀賞、塩野直道賞を受賞して話題になった
篠崎三朗[シノザキミツオ]
1937年、福島県生まれ。桑沢デザイン研究所卒業。東京イラストレーターズ・ソサエティ、日本児童出版美術家連盟会員。現代童画会ニコン賞、高橋五山賞絵画賞受賞。第58回児童文化功労賞。たしかな画力、幅広い表現力で、子どもの本の世界で活躍を続けている。自作の絵本『おかあさん、ぼくできたよ』(至光社)と、挿絵を担当した『おじいさんのランプ』(小峰書店)が、ミュンヘン国際児童図書館にて国際的価値のある本に選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
25
きさくが白ぎつねにもらった阿修羅の腕は、本人だけの思いこみでした。それでも、白ぎつねの暗示の効果はとびぬけていました。 やる気になれば自己暗示で、信じられない力が出るということでしょうか。 素敵なお嫁さんまでもらってのハッピーエンド。 ちょっと変わったお話ですが、面白く読みました。2021/10/07
anne@灯れ松明の火
23
新着棚で。昔話に惹かれて。面倒くさがりの百姓・きさくは、沢山の腕があったら、田植えが楽だと思っている。そこに偶然現れた白キツネ。不思議なことに話ができて、仲良くなりたいと餌のノネズミを取って差し出すと、キツネはお礼に……。きっかけがあれば、人間は変われるんだね。篠崎三朗さんの絵が力強い。2020/06/08