目次
児童文学の現在をめぐって―児童文学にとって、「読者」とはなにか(はじめに―「時代」の中の児童文学を見つめて;「作者へ」から「読者へ」;八〇年代の転換1―読者の視座から作品をみる、あるいは「行き止まりの読書」;八〇年代の転換2―「文学」の居場所はどこに;今、児童文学に求められるものとは)
児童文学の昨日・今日・明日―子どもの視座から見た児童文学史の試み(はじめに―本日のテーマをめぐって;「上巻」のあらすじ―子どもと本をめぐる八〇年代の転換、そして「行き止まりの読書」;八〇年代における書き手の戦略1―シミュレーション小説としての「ズッコケ三人組」シリーズ;八〇年代における書き手の戦略2―「状況認識」または「読者参加型小説」としての岡田淳;現状―エンターテインメントと「“わたしの物語”の提示」;最後に―時代の毒につかりながら、新しい表現を獲得していく)
著者等紹介
藤田のぼる[フジタノボル]
1950年、秋田県に生まれる。秋田大学を卒業後、都内の私立小学校教員を経て、(社)日本児童文学者協会に勤務。現在、事務局長。評論家として、児童文学の現在について発言を続ける。作家としても活動している。日本児童文学者協会、児童文学評論研究会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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