児童文学の行方―読者の視座から児童文学の今を探る

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児童文学の行方―読者の視座から児童文学の今を探る

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  • サイズ A5判/ページ数 102p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784862610720
  • NDC分類 909.04
  • Cコード C8392

目次

児童文学の現在をめぐって―児童文学にとって、「読者」とはなにか(はじめに―「時代」の中の児童文学を見つめて;「作者へ」から「読者へ」;八〇年代の転換1―読者の視座から作品をみる、あるいは「行き止まりの読書」;八〇年代の転換2―「文学」の居場所はどこに;今、児童文学に求められるものとは)
児童文学の昨日・今日・明日―子どもの視座から見た児童文学史の試み(はじめに―本日のテーマをめぐって;「上巻」のあらすじ―子どもと本をめぐる八〇年代の転換、そして「行き止まりの読書」;八〇年代における書き手の戦略1―シミュレーション小説としての「ズッコケ三人組」シリーズ;八〇年代における書き手の戦略2―「状況認識」または「読者参加型小説」としての岡田淳;現状―エンターテインメントと「“わたしの物語”の提示」;最後に―時代の毒につかりながら、新しい表現を獲得していく)

著者等紹介

藤田のぼる[フジタノボル]
1950年、秋田県に生まれる。秋田大学を卒業後、都内の私立小学校教員を経て、(社)日本児童文学者協会に勤務。現在、事務局長。評論家として、児童文学の現在について発言を続ける。作家としても活動している。日本児童文学者協会、児童文学評論研究会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あすか

1
なるほどなあ、と思った。自分が幼い頃に読んだ児童文学と今のとは何かが違う、と以前から私も違和感を抱いていたが、著者である藤田さんは、その漠然とした違和感の内容を見事に解説してくれていた。昔のような理想や成長物語を真っ正面から描いて見せても、今の子供たちは素直に受け入れられない、という藤田さんの指摘は的確だと思う。そんな現代社会がたまらなく淋しいのは私だけだろうか?2010/10/29

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