目次
真珠採りの解釈学
第1部 ポリス的なものの概念(ポリスへの愛―国を愛する仕方あれこれ;ある自愛のかたち―フィヒテと「民族への愛」;ソクラテス以前のポリス―プラトンとペリクレス)
第2部 アーレントとポリス的なもの(人間関係の網の目と実践的行為的連関―アーレントと和辻;エネルゲイア概念のポリス的起源―アーレントとアリストテレス;耐久性、共通性、複数性―アーレントの世界概念)
第3部 語り合うこと、物語ること(“ロゴスをもつ生き物”を訪ねて(ハイデガーの「ポリス内存在」の現象学から;アーレント『人間の条件』第四節への補注)
物語ることの意味―「耳なし芳一のはなし」と「オデュッセイア」第八歌)
第4部 “リベラル”と“和”の解釈学(友のものは皆のもの―プラトンと私有財産の問題;リベラルということ―キケロと自由学芸の起源)
ある応答の可能性
著者等紹介
森一郎[モリイチロウ]
1962年、埼玉県生まれ。東京大学文学部卒業、同大学大学院人文科学研究科博士課程中退。東京女子大学文理学部教授などを経て、東北大学大学院情報科学研究科教授。博士(文学)。専門は、近現代哲学史(ニーチェ、ハイデガー、アーレント)、現代日本における哲学の可能性(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。