目次
序章 ヴェーバー政治思想の現代的意義(なぜいまヴェーバーを学ぶのか;これまでのヴェーバー政治思想研究;“価値”と“生の意味”という研究の観点;意味賦与の過程;本書の構成)
第1章 共同体への志向と主体性の形成という“価値”(本章の問い;ヴェーバーの“価値”;“価値”の表明と屈折したナショナリズム;“価値”の追求;“価値”に基づいたドイツ・ナショナリズム)
第2章 価値に基づいた主体性の基礎づけ(本章の問い;価値に対する態度表明;価値の表出と喪失;政治的価値の追求を通した主体性の形成;現実政治における価値の追求)
第3章 「使命」としての政治(本章の問い;“生の意味”をめぐる問題意識の深化;“価値”に基づいた意味賦与;「使命」としての政治;政治を通した生の意味獲得)
終章 マックス・ヴェーバーにおける政治と「生の意味」(本研究を振り返って;ヴェーバー政治思想の意義・独自性;道標としてのヴェーバーの政治思想)
著者等紹介
水谷仁[ミズタニヒトシ]
1984年生まれ。名古屋大学大学院法学研究科博士後期課程修了。博士(法学)。現在、名古屋大学大学院法学研究科研究員。愛知県立大学、岐阜大学、名古屋外国語大学、愛知工業大学、愛知教育大学、金城学院大学等非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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