敵をつくる―“良心にしたがって殺す”ことを可能にするもの

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敵をつくる―“良心にしたがって殺す”ことを可能にするもの

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  • サイズ A5判/ページ数 308p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784862580948
  • NDC分類 391.1
  • Cコード C0031

内容説明

敵対関係はどのように作られるか、戦争を始める前の“イメージの領域”はどのように構築されるのか。

目次

第1部 敵とは何か?(敵とは政治的対象である;戦争法―制服を着るほうがましか;敵とはもう一人の自分自身である;正義の戦争―手段の容認、絶対的必然性、優位性の保証;敵の「マーカー」)
第2部 敵の肖像―分類学の試み(近隣の敵―国境紛争;世界的競合相手;国内の敵―内戦;野蛮人として描かれる被ば占領者;隠れた敵、または陰謀論;絶対的な敵、または悪に対するコズミックな戦い;概念上の敵;メディアが作る敵)
第3部 敵を解体する(敵国なしですごす―難しくともできなくはない;内戦からの脱却―忘却、赦し、司法;国際司法―大国の正義;依然燻り続ける戦争の原動力)
結論

著者等紹介

嶋崎正樹[シマザキマサキ]
1963年岩手県生まれ。翻訳家・放送通訳。東京外国語大学大学院修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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はな

2
「戦争とは、、相手を殺害する許可証の合法的交付、、よく知りもしない相手が、突如として、狩り出すべき、そして殺害すべき獲物に転じる、、異様な瞬間」「敵は私たちの集団的不安の責任を引き受け、不安の緩解、結びつきの強化、ガス抜き」人間は人間にとってオオカミである 暴力への過度な恐怖は、より大きな暴力を生み出し、翻ってその暴力そのものが暴力を正当化してしまう2017/11/08

Mealla0v0

1
戦争において自明とされる敵そのものが、いかにして構築されるのか? ひとたび戦争が始まれば問われることのない主題だが、敵は所与の前提ではなくある国家が選択的につくりだすもの。社会的な不安を代表されるべきものに与えられる名である。したがって、敵とは社会構築物である。この構築過程において、シンクタンクや政治家や専門家は敵を選び出し、その理由を滔々と述べ、我々が戦わねばならぬと錯覚させる、というわけだ。しかし、敵が構築物ならば解体可能なはずだ。和解において必要なのは、謝罪と暴力の放棄だ、という。2020/08/24

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