出版社内容情報
「考える」とは、知識を増やすことではなく、自分の頭で世界を見つめ、生き方を選び直すことである――。本書は、自給農・無肥料栽培を提唱する岡本よりたかさんが、教育、農業、微生物、土壌、植物、気候、お金、文化、暮らし、時間という多彩なテーマを通して、「考えること」の本質を問い直した一冊です。考えることをやめたとき、人は存在の輪郭を失い、暮らしも社会も本質から遠ざかっていく。だからこそ、いま再び「考える力」を取り戻したい。農の本でありながら、生き方そのものを見つめ直すための哲学と実践の書です。
【目次】
はじめに?人は「考える」ことで、自分の存在と生き方を確かなものにしていく。
第1章 考えることの放棄がもたらすもの?
教育や農業の現場で失われた「自分で考える力」が、暮らしや社会の歪みを生んでいることを問い直す章。
第2章 “微生物”から考えること?
生命の起源から土壌微生物の働きまでをたどり、見えない命のつながりを見つめる章。
第3章 “土壌”から考えること?
土とは何か、土の中の生き物は何をしているのかを通して、農の土台を考え直す章。
第4章 “植物”から考えること?
植物の役割や意識、虫との関係を手がかりに、生命の共生と循環を考える章。
第5章 “気候”から考えること?
水や炭素、窒素の循環を通して、気候変動を命の流れの中から捉え直す章。
第6章 “お金”から考えること?
お金の成り立ちと意味を問い直し、人間にとって本当に豊かな生き方とは何かを探る章。
第7章 “文化”から考えること?
日本文化の特質を見つめながら、文化と先進技術は両立できるのかを考える章。
第8章 “暮らし”から考えること?
自給的な暮らし、四季を生かす暮らし、手作りの幸福を通して、本来の生活を見直す章。
第9章 “時間”から考えること?
時間とは何か、命の生と死の循環とは何かを通して、生きる時間の意味を見つめる章。
おわりに 考える“を取り戻した時に”?
すべての生命に備わる「考える力」を取り戻すことが、よりよく生きる原点になると語る締めくくり。



