新型タバコの本当のリスク―アイコス、グロー、プルーム・テックの科学

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新型タバコの本当のリスク―アイコス、グロー、プルーム・テックの科学

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  • サイズ B6判/ページ数 224p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784862574459
  • NDC分類 498.3
  • Cコード C3047

内容説明

加熱式タバコへ切り替えようとしている人、加熱式タバコの受動喫煙リスクが気になる人はもちろん、「加熱式タバコに替えた方がいいですか?」という質問に科学的に答えたいと願う医療者のニーズにも応える決定版。

目次

第1章 日本だけでブレーク!新型タバコとは何か?
第2章 新型タバコの何が問題なのか?
第3章 新型タバコから出ている有害物質
第4章 タバコ会社のマーケティング戦略
第5章 新型タバコのリスク1 人体影響
第6章 新型タバコのリスク2 社会影響
第7章 新型タバコ時代を生き抜くには?

著者等紹介

田淵貴大[タブチタカヒロ]
医師・医学博士。専門は、公衆衛生学(社会医学)・タバコ対策。1976年生まれ。2001年3月岡山大学医学部卒。血液内科臨床医として勤務したのち、大阪大学大学院にて公衆衛生学を学ぶ(2011年医学博士取得)。2011年4月から大阪国際がんセンターがん対策センター勤務。現在、同がん対策センター疫学統計部の副部長。大阪大学や大阪市立大学の招聘教員。著者としてタバコ問題に関する論文を多数出版。日本公衆衛生学会、日本癌学会など多くの学会で、タバコ対策専門委員会の委員を務める。2016年日本公衆衛生学会奨励賞受賞。2018年後藤喜代子・ポールブルダリ科学賞受賞。現在、主にタバコ対策および健康格差の研究に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

gtn

36
禁酒を初めて7か月経過したものの口寂しいため、アイコスに興味を持ち、その予習のつもりで本書を手に取る。新型タバコの健康リスクに加え、アイコスの販売世界シェアの96%を日本が占めることを知り、手を出すのをやめた。日本人を実験台とするメーカーよ、馬鹿にするなといいたい。2020/12/31

だいだいだー

10
新型タバコについての良書🍀外来で患者さんに説明するにしても知識がないとと、筆者の講演をきき、著書も読んでみた🙆‍♀️ おそらく一番医学的根拠に基づき記載されている。新型だろうが、電子タバコだろうが加熱式タバコだろうが、健康に良いはずがない。無関心期の喫煙者に気長に情報提供を続けて、関心期を見逃さない!それはかわらないだろう🐾田淵先生、こんなに熱く禁煙を勧める医師はいないと思います!情熱を感じました🙌2021/01/12

7a

9
喫煙習慣をやめてもう20年近く経ち、吸いたいという欲求もほとんどないが、害が少ないなら新型タバコもいいのではないかと思い始めていたところだった(何よりヤニ臭くないのが良い!)新型タバコを吸う人は紙巻タバコと比較してマシだろうという安易な判断で切り替えるし、周囲にはそれが禁煙の一歩と見えるので賛成する。ただ本書によれば新型タバコの方がダイレクトにニコチンを摂取できるから依存度が上がるそうで、本数も増える傾向にあるらしい。そしてタバコ産業にうまいこと乗せられているということも…どんな形でもタバコは駄目だね。2019/06/05

呼吸器内科医K

4
加熱式タバコと電子タバコの区別もついてなかった。医師・医学博士が書いているだけあり、内容が科学的である。2023/03/08

●●ヨシ

4
『新型タバコも、紙巻きと同程度の有害物質を含むため危険』という主張が、医学的・統計的?観点から展開されている。よく聞く医者の煙草メーカーマーケティング批判、という印象。加熱式・電子タバコについて、製品・マーケティング・歴史等を把握するのには良い。 但し、随所に「●●成分は安全とは証明できていない、よって危険だ」といった論理展開をしており、事実と解釈の切り分けに苦労を要する。 また、一部エビデンス見に行ったらN=8とか、信憑性の吟味が必要なデータがあるため、注意が必要。 2019/03/15

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