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出版社内容情報
「抗がん剤は毒にしかならない」「ワクチンは危険」「酵素を補うべき」など、
ちまたにあふれる医学や健康の情報はデマだらけ。
近年では、よりカルト化し、多数の本やサイトでデタラメな情報が
撒き散らされているため、健康被害が出ることも懸念されています。
本書の著者は、ネット上でいち早くニセ科学批判を始めた内科医です。
危険な反医療論や代替医療、健康法について、査読を通った確かな
文献をもとに、わかりやすく説明しています。
普段は騙されない自信がある人でも、いざ病気になると、
不安な気持ちにつけ込まれ、怪しい治療法に手を出してしまいがち。
しかも、一度「ニセ医学」にハマると、なかなか抜け出せません。
ご自身はもちろん、家族などの大切な人の健康を守るために、
ぜひともご一読いただきたい一冊です。
名取 宏[ナトリヒロム]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
anaggma
5
サイモンシン著 代替医療解剖もそうだが、こういった本が果たす公共性は高い。厚労省や学会もニセ医療への注意を発信して欲しい。2019/03/26
長岡紅蓮
4
内科医名取宏さんがニセ医学に対する情報発信を書籍化した本。自分や周りの人を健康を守るには、しっかりとした情報を掴み取るが大切です。・不安を煽る情報ほど注意することが必要。・万能を謳う治療法は疑ってかかったほうがよい。・臨床試験が行われているかを確認する。・ニセ科学では、本来の意味とは違う科学用語が使われていることがあるので注意する。2019/10/30
さいごーどん
3
現役ドクターの書。反抗がん剤、反ワクチン、自然分娩、代替医療、ホメオパシー、瀉血、ホルミンシス、エネルギー療法、健康食品、酵素、抗酸化など、科学的見地での直球の反論を投げている。個人的には納得なのだが、これが啓蒙書になるのか…と言われると疑問。手に取らない人は絶対手に取らないし、直球の語り口を受け付けない人は絶対に説得されないだろう。医学は進歩し病気予防は進んだが、皮肉なことにそれを否定する人が増えており、英米ははしか清浄国から除外寸前とのこと。勿論日本も笑えた状況ではない。2019/10/21
ハナさん*
1
2018年11月29日電書発行(底本:同日発行第1刷)、2014年6月にメタモル出版より発行されたものの新装版。デジとしょ信州より。抗がん剤否定、反ワクチン、自然分娩等、標準医療を否定する立場や、各種代替療法、健康食品・健康器具のうち科学的根拠に乏しい、あるいは科学的事実に反したものについて、エビデンスに基づいて反論した本。同時に、こうした「ニセ医学」にひっかかってしまう人の心理(不治の病におかされた自分、あるいは大切な人を何とかして治したいと、わらをもすがる思いで……)を、共感的に考察している良書。2024/08/18
漆黒猫
1
ニセ医学について騙されない方法を書いている。有名どころの話がたくさんあった。今は騙されないと思っていても、いざ家族や自分が病気になったら、誰でも心が弱ってすがりたくなるかもしれない。 お守りとして持っておくのがいいかもしれない。 もし、その治療方法で病が治るなら、ぜひとも論文で公開して世界に発信してほしい。きっとその方がもうかるだろうし。2021/10/27
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