出版社内容情報
「戦ピリとは何か?」は「モルフォシクロ」が教えてくれる
※「モルフォシクロ」とは、ゲームとゲームの間のトレーニングサイクルのこと
「サッカーのために特別に考案された方法論的原則」を正しく理解するための“完全読本”
いまだ完全に理解されているとは言い難い「戦術的ピリオダイゼーション」(サッカーのために特別に考案された方法論的原則)を、同方法論の核となる「モルフォシクロ」(ゲームとゲームの間のトレーニングサイクル)を通して、サッカー以外のさまざまな学問から再考した“公式本”。サッカーのトレーニング科学の深い知見を著者が提供し、同方法論の創案者ヴィトール・フラーデ教授の指導のもと、「構造化トレーニング」の創案者パコ・セイルーロ教授が監修した、正真正銘の「戦術的ピリオダイゼーション完全読本」。
第一章 導入
研究の適切性、目的、構造と仮説、 本書の内容
第二章 文献レビュー
一 概念の明確化と知識の現状
二 トレーニングにおける理論の年代別および進化的合成
第三章 研究による方法論の紹介
一 「戦術的ピリオダイゼーション」
第四章 「モルフォシクロ」
一 「モルフォシクロ」:色分け
二 特異性
三 強度
第五章 戦術
一 超次元的な「発展」におけるデカルト主義の理解
二 質の定量化
三 スポーツ形式
四 崩れない全体性:複雑な現象における不変性
クラブチームにおける「モルフォシクロ」Ⅴ~ジョゼ・タヴァレス
第六章 運動器学
一 精神運動学の多分野的視点
二 筋緊張の組織化
代表チームにおける「モルフォシクロ」Ⅰ~マリサ・シウヴァ
第七章 戦術―技術
一 戦術的次元(多様性)
二 意図 生化学的レベルでもなされる(ニューロ)モジュレーション
三 ATPの二重機能
代表チームにおける「モルフォシクロ」Ⅱ~マリサ・シウヴァ
第八章 適応
一 活動が筋肉にどのように適応を引き起こすか?
二 エピジェネティクスと代謝
三 疲労
代表チームにおける「モルフォシクロ」Ⅲ~マリサ・シウヴァ
第九章 ゲームにおける科学的計画
一 プレーイングモデル
二 プレイングアイデアからプレーイングモデルへ
三 体系テム的モデル化
四 「方法論対方法」という「二項対立のジレンマ」
五 方法論的原則
代表チームにおける「モルフォシクロ」Ⅳ~マリサ・シウヴァ
第十章 知への貢献
一 エピジェネティクスの再発見
二 別の「視点」から「モルフォシクロ」の複雑性を再考する
代表チームにおける「モルフォシクロ」Ⅴ~マリサ・シウヴァ
結論
【目次】
内容説明
いまだ完全に理解されているとは言い難い「戦略的ピリオダイゼーション」(サッカーのために特別に考案された方法論的原則)を、同方法論の核となる「モルフォシクロ」(ゲームとゲームの間のトレーニングサイクル)を通して、サッカー以外のさまざまな学問から再考した“完全読本”。サッカーのトレーニング科学の深い知見を著者が提供し、同方法論の創案者ヴィトール・フラーデ教授の指導のもと、「構造化トレーニング」の創案者パコ・セイルーロ教授が監修した、正真正銘の「戦略的ピリオダイゼーション解体新書」。
目次
第一章 導入
第二章 文献レビュー
第三章 研究による方法論の紹介
第四章 「モルフォシクロ」
第五章 戦術
第六章 運動器学
第七章 戦術―技術
第八章 適応性
第九章 ゲームにおける科学的計画
第十章 知への貢献
著者等紹介
レイス,ジョルジュ・コウト[レイス,ジョルジュコウト] [Reis,Jorge Couto]
1989年12月2日生まれ、ポルトガル出身。ポルト大学スポーツ学部のヴィトール・フラーデ教授の教え子。UEFA Proライセンスを所持し、現在はFIFAのタレントコーチ。過去にはFCバルセロナのテクニカルダイレクター、山東泰山のテクニカルダイレクター、FCポルトのジュニア年代の監督などを務めた。本書はバルセロナのINEFCでの修士課程における長年の研究成果で、フラーデ教授の指導だけでなく、パコ・セイルーロ教授の監修も受けた。また、知覚と行動の生理学、統合生理学、形態遺伝学、動的システム理論などを専門とする科学者や、「戦術的ピリオダイゼーション」を実践する指導者、さらにはシャビ・エルナンデスなどのインタビューを行った
安田好隆[ヤスダヨシタカ]
1984年9月19日生まれ、東京都出身。JFA Proライセンスコーチ。2007年に単身メキシコへ渡り、育成年代の監督やトップチームのフィジカルコーチなどを歴任。2011年にポルト大学スポーツ学部大学院に進学。同大学のヴィトール・フラーデ教授が創案した「戦略的ピリオダイゼーション」を学び、クラブ全体で同方法論を採用するFCフォスのU‐19監督を務め、著者のジョルジュ・コウト・レイスとともにFCポルトのジュニア年代の指導も経験した。帰国後は東京ヴェルディ、柏レイソル、アルビレックス新潟、大分トリニータ、ガンバ大阪、水戸ホーリーホックでコーチを務めた
村松陸[ムラマツリク]
2000年1月20日生まれ、山梨県出身。甲府第一高校を卒業後、名桜大学へ進学。サッカークラブのポルトガル語通訳になるという夢を抱き、19歳でブラジルに渡り約1年間の語学留学を経験。2021年に大分トリニータのポルトガル語通訳に就任。2024年は関東リーグ1部の南葛SCのポルトガル語通訳。2025年からは横浜FCのポルトガル語通訳を務める
高野鉄平[タカノテッペイ]
1976年、福岡県生まれ。ライター、翻訳者。ウェブメディアや雑誌・書籍などで主にスポーツ関連のメディア業務に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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