出版社内容情報
やってやろう。ぬけぬけと。するっと
〈ベント(弁当)〉×〈酒〉!
『孤独のグルメ』原作者が拓いた抜け道的“ひとりめし時間”
キャベツ畑で味わう、俺の大発明!
凄すぎる玉子サンドを食べて考えた
一番好きなおにぎりで、酒を飲む
おやついなりに想う実家のおいなりさん…etc
2021年春~2023年春
不自由な時代、不自由な世界で書き続けた日記的食エッセイ
内容説明
2021年春~2023年春、キャベツ畑で味わう、俺の大発明!凄すぎる玉子サンドを食べて考えた、一番好きなおにぎりで、酒を飲む、おやついなりに想う実家のおいなりさん、不自由な時代、不自由な世界で書き続けた日記的食エッセイ。
目次
二〇二一年春(四・五月)
二〇二一年夏(六・七・八月)
二〇二一年秋(九・十・十一月)
二〇二一~二〇二二年冬(十二・一・二月)
二〇二二年春(三・四・五月)
二〇二二年夏(六・七・八月)
二〇二二年秋(九・十・十一月)
二〇二二~二〇二三年冬(十二・一・二月)
二〇二三年春(三・四月)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ニッポニア
53
安定の久住氏。各地の弁当をアテにほろ酔い気分で一気に世読了。弁当は立派で豪華で気軽な当てになりうる。なりうるんだ。以下メモ。焼きそばパンと発酵レモンサワー。そうだ、自分のうまいはきっとこんな味から始まっている。マスタードが効いたカツサンドはビールのアテに最適。この島のタコ飯が美味しいのは、カニを食っているからです。台湾の弁当の飾らない旨さ、結局一番うまいのはこういうこと、を示された感。最高のシチュエーションで最強の弁当を嗜好の生ビールと共に食べている俺、大勝利。2024/05/26
おかむら
27
久住さんの夕刊フジ連載の食エッセイ。夕刊フジってまだあるんだー。公園で家で車内で弁当買って酒を飲む。コロナ禍ならではの企画。2年前は時短営業やアルコールの提供禁止だったりしたのに、もうなんだかずいぶん昔の出来事のような気がするよ。焼きそばパンとレモンサワー缶っていいわあ!あと東京駅の浅草今半の豪華すき焼き弁当(2千円!)は死ぬまでに一度は食べたい。冷えてても美味いおかずって味が濃いから酒に合うのよねー。2023/11/15
きあら
21
夕刊フジど連載している、弁当で酒を飲むをコンセプトにしたエッセイ。時にはスーパーで買ってきた弁当だったり、はたまた単にカップラーメンだったりもするけど、弁当をこうやって食べるのも楽しい。これを読んでいると、世にも奇妙な物語の「夜汽車の男」(大杉漣)を思い出す。2023/07/23
緋莢
13
図書館本。「夕刊フジ」に週一で連載中。2021年4月から2023年4月掲載分から編集者が厳選した回、46回分を本にしたもの。なので、本文中に、<先週のこの連載で食べた>(注・この単行本には未収録)なんていうのがあったりします。弁当とお酒を楽しむ様が書かれており、列車内は勿論、旅先でのホテル、時には家の近所でなんてことも。弁当も駅弁、ほか弁、コンビニ弁当など様々。三島駅前の弁当屋「桃中軒」の港あじ鮨、羽田空港限定の「ヨシカミ」のカツサンド(続く2024/05/08
tetsubun1000mg
13
「孤独のグルメ」で最後に登場する久住さんが気になったメニューや理屈をこねてビールを注文するコーナーも好きだ。 夕刊フジというサラリーマンをを対象とした新聞にはピッタリの連載ではないだろうか。 コロナ禍からスタートした企画のようで、旅先や移動中、仕事先などで美味しそうな、気になる弁当を見つけて合いそうな酒を一緒に楽しむという企画。 まさに孤独のグルメなのではないだろうか。 文中のイラストだけでなく表紙裏のカラー写真が良い! お気に入りはたいめいけん「チキンライス弁当」と修善寺の「アジ寿司弁当」が好きだなあ。2023/08/13