聞き書き世界のサッカー民―スタジアムに転がる愛と差別と移民のはなし

個数:
電子版価格
¥1,683
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

聞き書き世界のサッカー民―スタジアムに転がる愛と差別と移民のはなし

  • 金井 真紀【著】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • カンゼン(2022/11発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 34pt
  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月30日 10時50分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 224p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784862556684
  • NDC分類 783.47
  • Cコード C0075

出版社内容情報

万国のサポーターを通して、それぞれの国のいまと、社会のいまを見てみよう

世界に散らばるサッカー民の話をじっくりと聞けば、それぞれの国のいまと、社会のいまもじんわりと見えてくる。
ザ武闘派、パブの荒くれ者をはじめ、クルド人難民、日系移民、イスラムの女性、LGBTQ+、障害者など、スタジアムに転がる愛と差別と移民のはなしを、文筆家・イラストレーターの金井真紀が聞き書きする。


【構成】
敵に背を見せるな!――団地の不良を率いる武闘派サポーター
●ティノさん イタリア/フィオレンティーナ

かつて黒人リーグと白人リーグがあった――アパルトヘイトの記憶
●サンディレ・ムティムクールさん 南アフリカ/カイザー・チーフス

イスラム男子の礼儀正しい大騒ぎ――女人禁制の応援団に潜入する
●ヌルル・ハク・アンダー・ラムリさん マレーシア/ジョホールバル・ダルル・タグジム

番外編
マレーシアサッカー界を支える芝の達人
●廣井功一さん

父ちゃんはピッチで、息子はパブで熱くなる――ロンドン荒くれサッカー史
●ジョー・ブロードフットさん イングランド/アーセナル

私は自転車に乗るし、姪はスタジアムに行く――女性が抑圧されている国で
●ゴルロフ・アスキャリさん イラン/ペルセポリス

毎日がスーペルクラシコ――ブエノスアイレスの恋するふたり
●マリナ・ペニャさんとゴンサロ・フィルゲイラ・ゴトゥッゾさん アルゼンチン/ボカ・ジュニアーズとリーベル・プレート

イワシ対ワセリン――経済危機とギリシャ・ダービー
●コスタス・バラファスさん ギリシャ/パナシナイコス

おばあちゃまの煮しめとフェジョアーダ――日系移民の応援人生
●クラウジオ遠藤さん ブラジル/パウメイラス

クルドの「ナショナルチーム」が北欧に!――移民コミュニティの夢
●ミラン・フィスリさん スウェーデン/ダルクルド

番外編
ノーベル平和賞を受賞した偉大のおじさんを追いかけて
ムシャガ・バケンガさん

銃弾が飛び交う国境の街で――子どもを支援するサッカー教室
●ロヘリオ・マレス・エスカレーラさん メキシコ/UANLティグレス

スタジアムでレインボーフラッグを振る日――性的少数者の応援団
●アンパロ・ラマダさん スペイン/バレンシアとバレンシア・フェミニーノ

車椅子席でモツ煮込み――Jリーグと障害者の30年
●稲田康二さん 日本/鹿島アントラーズ

内容説明

世界に散らばるサッカー民のはなしをじっくりと聞けば、それぞれの国のいまと、社会のいまもじんわりと見えてくる。ザ・武闘派、日系ブラジル人、障害者、イスラム女性、パブの荒くれ者、クルド人、LGBTQ+など、スタジアムに転がる愛と差別と移民のはなしを、文筆家・イラストレーターの金井真紀が聞き書きする。

目次

敵に背を見せるな!―団地の不良を率いる武闘派サポーター ティノさん(イタリア/フィオレンティーナ)
おばあちゃまの煮しめとフェジョアーダ―日系移民の応援人生 クラウジオ遠藤さん(ブラジル/パウメイラス)
黒人リーグと白人リーグがあった頃―アパルトヘイトの記憶 サンディレ・ムティムクールさん(南アフリカ/カイザー・チーフス)
イスラム男子の礼儀正しい大騒ぎ―女人禁制の応援団に潜入する ヌルル・ハク・アンダー・ラムリさん(マレーシア/ジョホール・ダルル・タクジム)
銃弾が飛び交う国境の街で―子どもを支援するサッカー教室 ロヘリオ・マレス・エスカレーラさん(メキシコ/UANLティグレス)
私は自転車に乗るし、姪はスタジアムに行く―女性が抑圧されている国で ゴルロフ・アスキャリさん(イラン/ペルセポリス)
父ちゃんはピッチで、息子はパブで熱くなる―ロンドン荒くれサッカー史 ジョー・ブロードフットさん(イングランド/アーセナル)
クルドの「ナショナルチーム」が北欧に!?―移民コミュニティの夢 ミラン・フィスリさん(スウェーデン/ダルクルド)
イワシ対ワセリン―経済危機とギリシャ・ダービー コスタス・バラファスさん(ギリシャ/パナシナイコス)
スタジアムでレインボーフラッグを振る日―性的少数者の応援団 アンパロ・ラマダさん(スペイン/バレンシアとバレンシア・フェミニーノ)〔ほか〕

著者等紹介

金井真紀[カナイマキ]
1974年生まれ。テレビ番組の構成作家、酒場のママ見習いなどを経て2015年より文筆家・イラストレーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

83
「フットボール批評」に連載の「世界サッカー狂図鑑」の書籍化。ブエノスアイレスに住むリーベルサポーターの夫とボカ命の妻、毎日がスーペルクラシコとは題もイケてる。イタリア・フィオレンティーナのサポーターグループのモットーは「MAI UN PASSO INDIENTRO(絶対に後退しない)」。ブラジル・サンパウロ生まれのクラウジオ遠藤さん、結婚の際妻にひとつだけ約束して欲しいと言った、決してサッカーと私とどっちが大事なのって聞かないこと。さて来月、プレミアのトッテナム・ホットスパー・スタジアムでの観戦が楽しみ。2024/01/20

Die-Go

45
図書館本。世界に散らばる様々なルーツを持ち、個性を持つサポーター達にインタビューを敢行。それぞれの持つ個性だけではなく、その背景も様々。生きてるだけですごいってこともある。面白かった~★★★★☆2023/02/17

Inzaghico

11
面白かった&オススメ! とくにイランの女性サポーターのところ。彼女はペルセポリスのサポーターだ。今回のW杯でも、初戦では出場選手が国歌を歌わなかったところ、出場選手の家族に政府から圧力がかかった、などという報道が流れてきたりして、複雑な思いで試合を観ていた。本文では、映画『オフサイド・ガールズ』のパナヒ監督(男性)が刑務所に収監されていることにも言及されている。そのパナヒ監督の『人生タクシー』に出演していた女性弁護士(彼女も赤い髪だった)も、やはり収監されている。イランという国はどこに向かいたいのか。2022/12/31

二人娘の父

8
金井真紀さんとサッカー!?ということで、個人的にはとても意外な組み合わせだったが、読んでみて納得。フットボールサポーターという生き方、生活史は、やはりとても魅力的なのだ。さらに言えば、欧州・南米という有名どころにとどまらず、イランやインドネシア、コンゴ、Jリーグ(鹿島だが)まで、文字通り世界のサッカー民の登場に、著者の視野の確かさを感じる。イランの女性差別など看過できない課題もあるが、いつか世界中のサッカー民が平等に、暴力(当然戦争も)のない世界で、一つになれたらと願わざるを得ない。2024/03/17

geki

8
イタリア、ブラジル、南ア、マレーシア、メキシコ、イラン、イングランド、クルド、コンゴ、ギリシャ、スペイン、日本、アルゼンチン。サッカーとそれぞれの国の抱えるお国柄が様々過ぎて、目が覚める想い。それぞれの国で、それぞれのサッカーとの付き合い方がある。家族であったり、社会であったり、差別であったり、国の未来であったり。でも、サッカーが人々を、狂喜させ、絶望させるのは世界共通。さぁ。スタジアムに行こうではないか。そして、フォルツァ、ツエーゲン金沢。もっと魂を震わせてくれ。2022/12/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20327722
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。