内容説明
データを分析して、課題を解決。ビッグデータ時代に必要な力!統計学を知らなければ、大人になってから損をする!
目次
第1章 数字に関係することについて考えてみよう(「以下」と「未満」は何が違うか知ってる?;「平均値」と「中央値」は何が違う? ほか)
第2章 わかるようでわからない「統計」って何?(「統計」っていったいなんだ?;数字をわかりやすくまとめたのが「統計表」 ほか)
第3章 問題発見から解決までできるPPDACサイクル(「PPDACサイクル」ってなんだ?;PPDACの最初の「P」は「問題を設定する」 ほか)
第4章 いろいろな統計データを見てみよう(気になる統計データを探してみよう!;総務省統計局の「キッズすたっと」を見よう ほか)
第5章 だまされるな!統計には落とし穴がある!(グラフにだまされるな!1 縦軸の取り方に要注意!;グラフにだまされるな!2 ゆがんだグラフ ほか)
著者等紹介
渡辺美智子[ワタナベミチコ]
慶應義塾大学大学院教授。日本学術会議連携会員。統計数理研究所客員教授、独立行政法人統計センター特別参与。専門は統計学、とくに、多変量解析と統計教育。2012年度第17回日本統計学会賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とよぽん
55
小学生が統計学? と疑問が浮かび、今や小学生に統計学の学習が課せられているとあり、さらにビックリ。内容は基本のキから、図や表、グラフの特性を具体例を示して説明されていて親切。「統計3大グラフ」のうち、箱ひげ図というものを初めて見た!大人も参考になると思った。さて、副題にある「なぜ統計学が必要なのか」の答えは・・・。なるほど、説得力がある。2024/02/17
しろくま
18
統計に表すとどんな利点があるのか、どんな資料を参照するとよいのか、統計3大グラフ、統計の見方、平均値、中央値など、分かりやすくて勉強になるのがいいですね。これからの時代は、データをどう活用するかが大切になる気がします。ぜひ多くの子どもに読んでもらいたい。2021/06/27
瀬谷
17
タイトルで「こども」と銘打ってあるけど、数学が苦手な中高生以降の入門書としても分かりやすくて良い。知識の確認をするつもりで読み始めたが、なかなか面白かった。 一次情報の大切さや、都合の良いように誘導する図を見抜く方法なんかも載っていて、ネットで怪しげな話がチラホラ見られる昨今、情報リテラシーのひとつとして頭に入れておきたい。2024/09/26
Yたろー
15
「情報化社会」と言われる社会に生きる我々は、案外統計のことをしっかりと知れていない。この本では、統計やグラフの常識から落とし穴までをわかりやすく解説している。新型コロナウイルスが流行した昨年は他の年に比べていろいろなデータが大きく変化したが、そんななかでの疑問などを解いてくれる一冊だった。2021/02/17
じょうこ
15
データを読み解く力は、今、万人に求められる力だと思う。本書は小学生はもちろん、大人にも読んでほしい、2021最新の「大人の常識」本だ。例えば、グラフ紹介はヒストグラム、散布図、箱ひげ図(統計3大グラフ)から始まる。パパママに聞いても知らないかもよ?と。(昔の教科書にはなかったものね~)。最終章は「だまされるな!統計には落とし穴がある!」。今の大人が学校で学ぶ機会が少なかった統計学。中途半端な入門書よりずっとわかりやすい。図解と本文・コラムで構成された1トピック1見開き展開でスイスイ読める。総ルビ。 2021/01/27