内容説明
球史に名を刻んだ男たち、成功の分岐点。
目次
1 檜山進次郎(91年ドラフト4位阪神タイガース)
2 渡辺俊介(00年ドラフト4位千葉ロッテマリーンズ)
3 和田一浩(96年ドラフト4位西武ライオンズ)
4 武田久(02年ドラフト4位日本ハムファイターズ)
5 川相昌弘(82年ドラフト4位読売ジャイアンツ)
6 達川光男(77年ドラフト4位広島東洋カープ)
著者等紹介
田崎健太[タザキケンタ]
1968年3月13日、京都市生まれ。ノンフィクション作家。早稲田大学法学部卒業後、小学館に入社。『週刊ポスト』編集部などを経て、1999年末に退社。スポーツを中心に人物ノンフィクションを手掛け、各メディアで幅広く活躍する。『球童―伊良部秀輝伝』(講談社、ミズノスポーツライター賞優秀賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ma-bo
53
ドライチ、ドラガイに続く第三弾。本人に取材をしたうえで内容がまとめられている。ドラフト4位は順位の割に活躍する選手が多い印象がある。巻頭の桧山進次郎選手の年のドラフト4位は象徴的で、イチロー、中村紀洋、金本知憲選手が選ばれている。(この当時は2位以下はウェーバー方式ではないので下位でも重複抽選有。桧山選手と金本選手はなんとハズレ4位) 作者側がオファーをしたリストの半分以上の選手から断りがあったそうです。選手にとってはもっと上位で選ばれると考えていて、納得していない選手が多いんだろうな。2019/11/24
Kentaro
42
江川は同世代の人間が仰ぎ見る太陽のような存在の男だった。いや、太陽では表現が足りない。 彼の圧倒的な才能を見て、生き残り方を考える、あるいは彼の陰に埋もれてしまう、という意味で前後多くの選手の人生に影響を与えた男だった。自らの動きにより周囲の惑星の進む先まで変えてしまった絶対的な太陽と言ってもいい。 江川は一九五五年五月、福島県いわき市で生まれた。達川と同じ年である。鉱山技師であった父親の仕事の関係で、少年時代を静岡県浜松市で過ごした後、栃木県小山市に移る。中学生時代からその能力は評判になっていたという。2020/08/01
こも 旧柏バカ一代
33
ドラフト4位。 ドラフト上位でも下位でも無い。 でも活躍してる選手にはドラヨンが多い。 そんな彼等は栄光の影にある挫折を知ってると感じた。2020/01/07
金吾
27
○それぞれの選手のプロ野球に入るまでの過程が面白かったです。特に桧山選手、川相選手、達川選手が良かったです。2022/08/12
Kaz
26
今年もプロ野球が開幕。長く熱いペナントレースが始まった。ベテラン、ルーキーをはじめ個性豊かなプレーヤーの活躍が楽しみだ。ドラフトの順位は期待値でもある一方、単なる番号ともいえる。ドラフト1位が必ずしもスター選手になれるわけでもない。タイガースで言えば、桧山、川尻、池田、赤星、坪井、大和、梅野、前川など、活躍したプレーヤーも多く、毎年注目している。2024/04/09