内容説明
若き才能は見抜けるのか、見抜けないのか?ドラフト指名漏れから成功をつかみとったドラ外戦士の“矜持”。
目次
1 石井琢朗(88年ドラフト外 横浜大洋ホエールズ)
2 石毛博史(88年ドラフト外 読売ジャイアンツ)
3 亀山努(87年ドラフト外 阪神タイガース)
4 大野豊(76年ドラフト外 広島東洋カープ)
5 団野村(77年ドラフト外 ヤクルトスワローズ)
6 松沼博久・雅之(78年ドラフト外 西武ライオンズ)
著者等紹介
田崎健太[タザキケンタ]
1968年3月13日、京都市生まれ。ノンフィクション作家。早稲田大学法学部卒業後、小学館に入社。『週刊ポスト』編集部などを経て、1999年末に退社。スポーツを中心に人物ノンフィクションを手掛け、各メディアで幅広く活躍する。著書に『球童伊良部秀輝伝』(講談社、ミズノスポーツライター賞優秀賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ma-bo
53
昔の選手が多いなぁと思い調べてみたら1990年で廃止されたとの事。石井(琢)、石毛、亀山選手は現役時代を知ってるので特に興味深く読めた。ドラフト外から這い上がった選手は他にも沢山いてるけど、プロ入りを拒否した上でドラフト外で意中球団と契約したりとか密約の温床になった事も廃止の原因だろうな。 当時は指名最大6名だったのもこの本を読んで思い出しました。2019/02/11
金吾
36
○有名な選手が多く面白かったです。同じドラフト外でも色々あるなあと思いました。亀山、団野村、松沼兄弟が面白かったです。2023/04/10
しげき
23
ドラフト外でプロ野球の世界に入った人達のお話。ドラフト外は今でいう育成ドラフトのような感じだろうか。高校を卒業して地元の信用組合で働いていたがその後テストを受けてドラフト外で広島に入団し、後に大投手になる大野豊。人生はどこでどうなるか分からない。2024/08/29
こも 旧柏バカ一代
21
コレも読みたかった一冊。 最初は電子書籍化されてなかったため読めなかった。 それがやっと読めて良かった。 ドラフト外の選手の話。特に面白かったのは団さんと地元が同じの松沼兄弟の話でした。2人分だから長かったw2019/07/15
みなみ
17
かつてプロ野球ではドラフト外入団という制度があった。本作は「ドラフト外」選手たちを取り上げた一冊。広島カープで投手王国時代の一角だった大野豊が無名のドラフト外、一時は軟式野球をやっていたというのは驚きだ。ライオンズの松沼兄弟の章では落合博満が、石井琢朗の章ではヤクルトの真中満が同時代の選手としてすれ違ってくる。同じ作者の「ドラヨン」に出てきた達川光男捕手はこの本にも登場する。数多いるプロ野球選手のだれが同時代の選手なのか、タテヨコをみて確認できるのがシリーズを通して読む面白さだった。2022/01/27