内容説明
プロ野球選手を多数輩出。名門校・強豪校・新興校ひしめく全国有数の激戦区も、埼玉県勢はいまだ夏の甲子園で優勝なし。高校野球にかける指導者、6者6様のライバル物語。
目次
第1章 浦和学園・森士監督―計算された「チーム作り」で埼玉の覇者に ジンクスも打ち破った甲子園優勝監督
第2章 春日部共栄・本多利治監督―時代とともに変化する指導方針 「選手」ではなく「一人の人間」を育てる
第3章 聖望学園・岡本幹成監督―目指すのは「勝つこと」だけではない 「身の丈に合った野球」で埼玉、全国を戦い抜く
第4章 花咲徳栄・岩井隆監督―甲子園8度出場、多くのプロ選手を輩出 それでも「野球がすべてではない」
第5章 上尾・高野和樹監督―「古豪復活」へ。伝統校を率いて34年ぶり甲子園を目指す
第6章 松山・瀧島達也監督―母校を率いて、甲子園へ。試行錯誤を繰り返し、チーム作りに奮闘中
特別収録 僕の埼玉高校野球―土肥義弘(春日部共栄→西武、現埼玉西武ライオンズ一軍投手コーチ)
著者等紹介
中里浩章[ナカサトヒロアキ]
スポーツライター。1982年12月24日生まれ。埼玉県春日部市出身。早稲田大学本庄高等学院、早稲田大学と野球部でプレーし、卒業後に出版社のアルバイトを経てフリーランスライターに。現在、野球専門誌を中心に取材活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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しーふぉ
23
中学生の頃、野球部のエースは県内外から10校くらい推薦の話しが来てたが、わざわざ中学校までスカウトに来てたのは浦和学院の森監督だけだったの思い出した。やっぱり強豪校はスカウトも熱心ですよね。2021/05/15
dhaka
0
昔はスパルタだったが、自主性を引き出す指導方針にシフトしてきている監督が多い印象だが、スパルタで鍛え上げて礎ができたからこそ今の成績を築けている側面もあるとも感じる。それなりの厳しさはまだあるに違いないが、十数年前の厳しさとは次元が違ってきていると感じた。 あと各監督の半生が面白い。各監督共に良い師匠と出会えており師匠と本気でぶつかる中で会得してきている所が多いと感じた。それぞれの師匠への食い付き方から各監督共にハングリー精神が強いと感じた。 岩井監督と学長との関係。岡本監督の半生が特に面白かった。2017/05/03
鳥義賊
0
スポーツなのでどんなレベルでも試合をすれば勝ったり負けたりするわけで、そこに無理やり大げさなドラマをこじつけるのってどうなんでしょうね。2019年の選抜出場を決めた共栄の本多監督が暴力行為で謹慎中。彼らをカリスマ化して商売しているライターも「勝つためには暴力も容認」の風潮に手を貸しているのではないでしょうか。2019/03/13
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