ＦＣバルセロナの人材獲得術と育成メソッドのすべて―チャビのクローンを生み出すことは可能なのか

ペラルナウ，マルティ【著】〈Ｐｅｒａｒｎａｕ，Ｍａｒｔｉ〉/浜田 満【監修・訳】

カンゼン（2012/12発売）

• サイズ B6判／ページ数 322p／高さ 19cm
• 商品コード 9784862551559
• NDC分類 783.47
• Cコード C0075

内容説明

メッシ、チャビ、イニエスタをはじめ、世界最高レベルでの選手を輩出し、成功をおさめている最強クラブ・ＦＣバルセロナ。彼らが誇る、世界最高峰の育成組織・カンテラは誰がどのように始め、どのように構築されたのか？ＦＣバルセロナが、組織として、なぜこれほどまでに素晴らしい才能を次々と発掘し、育成することが可能となったのか？バルサ、成功の鍵とは一体どこにあるのか？選手、監督、コーチ、クラブ関係者への膨大な取材をベースにその核心に迫っていく。

目次

第１章　バルサの理念
第２章　バルサモデル
第３章　バルサの都市マシア
第４章　バルサの選手獲得術
第５章　バルサの進化論
第６章　日本人がバルサでプレーするということ

著者等紹介

ペラルナウ，マルティ［ペラルナウ，マルティ］［Ｐｅｒａｒｎａｕ，Ｍａｒｔｉ］
１９５５年バルセロナ生まれ。ジャーナリストとして、バルセロナのさまざまな新聞のスポーツ欄のヘッドを務め、カタルーニャのスペイン国営テレビのスポーツ番組を担当。９２年バルセロナ・オリンピックのバルセロナ市プレスセンターのディレクター、マドリードで複数のオーディオビジュアル会社役員を歴任。現在はＣＭ制作会社を経営しながら、ジャーナリストとしては、ＦＣバルセロナに関する記事を中心に、世界各国のマスコミに協力している

浜田満［ハマダミツル］
１９７５年奈良県生まれ。株式会社Ａｍａｚｉｎｇ　Ｓｐｏｒｔｓ　Ｌａｂ　Ｊａｐａｎ代表取締役。関西外国語大学スペイン語学科卒業。自身も高校時代までサッカーに打ち込む。現在はスペイン、イタリア、英語の三か国語を操り、ＦＣバルセロナ、ＡＣミラン、アーセナル、ユベントスなどの欧州ビッグクラブのライセンスビジネスやマーケティングに携わる。久保建英君のマネジメント業務をはじめ、サッカーサービス社と指導者クリニック、選手コンサルティングを行なうなど、現在は選手育成業務に力を入れている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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[ツン]

グラウディオラのバルサが好きだったので、買ったのだと思うけど、積みっぱなしになっていたのを発見して、読了。久保くんがバルセロナに行く直前のもので、最後に少しだけ、訳者の人が触れていました。小学校でスペインに渡って、リーガで活躍してるってすごいよね。

2023/06/05

[カモメ]

「最初は理念であった。理念はモデルに、モデルは教育に変わる。」というフレーズが印象に残った。また、理念よりも先にマシアというインフラを整えたこと。選手獲得についても一貫した判断軸を持っていること。困難な状況で、プレッシャーに忍耐強く打ち克つことで成長する、という一貫した考え。切望、約束、感謝の気持ちをもって上がってくる選手を望む。などなど勉強になることは多かった。ここまで理念を体現したクラブは無いだろう。一番印象に残ったのは、勝利へのこだわりと忍耐強さ、謙虚さ、賢さを大事にした育成方法。

2013/11/08

[ハローCZO]

バルサに明るくないけど評判が良いみたいなので読んだ一冊。 難解過ぎるサッカーをしてるが故に、それに合った選手を輩出する組織の重要性が説かれてて興味深い。 育成は間違いなく重要なんだろうけど日本でここまで難解なサッカーに取り組んでるクラブってあるかな？ 日本での育成はまだまだ獲得コストの安さが大きい気がする。

2013/02/14

[Mimuchi]

やっぱり、育成の一貫性が凄い。

2012/12/26