内容説明
脳腫瘍と闘った佐々木諒平と仲間たちが紡ぐ実話。
目次
1 出雲商業サッカー部
2 奈落の底
3 無骨な千羽鶴
4 諒平の闘い
5 十八歳の誕生日
6 燃えるクラスメート
7 ネバーギブアップ
8 諒平の涙
9 最高の卒業式
10 ベストフレンド
著者等紹介
清水久美子[シミズクミコ]
福岡県生まれ。東京女子大学卒業。会社勤務、週刊誌記者を経てフリーライターに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
itoko♪
64
24時間TVのドラマ『母さん、俺は大丈夫』の原作。出雲商業高校のサッカー部に所属していた佐々木諒平くんが 、ある日医師から脳腫瘍と宣告される。最後までサッカーへの情熱を諦めることなく病と闘ったその勇姿、友人や恩師、そして家族との絆が綴られています。志半ばで その命は天に召されてしまったけれど、諒平くんの思いは確実に周りの仲間や友人たちに受け継がれている、そう感じました。2015/08/29
みんと
5
脳腫瘍という病と闘い、18歳という若さで旅立ってしまった諒平くんが精一杯生きた記録の書である。サッカーに夢中になり、泣き、笑い、夢を持ち続け、周りの誰からも愛されて、まだまだ人生これからのはずなのに本当に無念である。僅かな可能性の中に垣間見える一筋の光に希望を持ち、すぐにまた、失意の底に突き落とされる。見守る家族の思いを考えると辛い。出雲商業高校の仲間達も一丸となって病と闘い続ける友人を応援し、いつでも駆けつけた。今、自分が生きている、それだけで意味の有ることなのだと強く思う。2010/04/09
みな
4
図、昨年の24時間テレビのドラマの原作。図書館で待って年末にやっと手元に。涙なくては読めない話。 それにしても未だに大学病院のプライドみたいなものが見え隠れしていて残念な感じ。もっと横のネットワークがあってもいいのにな。2016/01/04
ayau
4
24時間テレビの原案本ということ、地元が舞台ということで手に取りました。こんな身近なところで頑張っていた一家がいらっしゃったなんて。友人の同級生の話だったこともあり、涙が止まりませんでした。誰かのために想うこと、行動することの大切さがたくさん詰まった本です。ドラマも楽しみです。2015/08/21
K_apela
3
ぜひ、読んでください。涙が止まりませんでした。ドラマ化というだけのことではなく、こんなに沢山の素晴らしい人間がいる。居たということを皆さんに知って欲しいです。2015/08/18