内容説明
親子いっしょに食べる―この何気ないことが、実は子どもの人とかかわる力を大きく育てているのです。親子いっしょの食卓が失われた時、過食・拒食、不登校、いじめ、孤立、人間不信…といった困った問題が起きてきます。親子がいっしょに食べることの大切さを語るエピソード満載の実例集。
目次
子育てマンガ いっしょに食べれば…
1章 「食」でつながる親と子
2章 「うちの食卓」が子どもの人間関係力を育てる
3章 子どもたちが描いた驚きの「うちの食卓」
4章 食事場面で子どもはサインを出す
5章 「よい子」が壊れる時
6章 不登校―解決のきっかけは「食」のこと
7章 「食の力」で立ち直る子どもたち
著者等紹介
室田洋子[ムロタヨウコ]
お茶の水女子大学大学院修了。専門は発達心理学、臨床心理学。生協総合研究所研究スタッフ、フィッシャー教育相談室、多摩大学カウンセリングルーム主宰。現在、聖徳大学児童学科教授、臨床心理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Aya Nakamura Machino
1
食卓を囲まない家庭が増えていて、それによる様々な弊害について具体例を交えて書いてありました。テレビやゲーム、携帯をやりながら食事をして会話がないのはおかしいということでしたが、今の時代は食事だけでなく、病院の診察中にゲームを離さない子どももいます。今後の日本がどうなるのか、大人も気を引き締めないとなあと感じました。2015/03/20
たらこ
1
対象が一般向けのたもので、非常に平易な文章で書かれているためわかりやすい。具体例も豊富。だが「ケース」と呼ぶまで詳細ではない。背景となる心理学的知識もちらちらと。2010/06/15
TOMTOM
0
どこかで読んだ記憶があるんですが…?う~ん。家庭の根幹をなす「食卓を囲むこと」が難しい時代になったと。そしてその弊害がちらほらと。一番驚いたエピソードが、同じ家で暮らしているのに、娘がベッドで亡くなっていたことに3日以上気づかなかったという話。事件性も事故もなく、ぜんそくの発作でなくなった高校生の女の子。「食卓」を通して、家族、つながりを見つめなおすきっかけに。2014/10/20
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