出版社内容情報
本書は、単なる危機管理の概念論にとどまらず、現代社会におけるもっとも喫緊の課題と直結した実践的な知見を提供する。なぜ日本が変革を迫られているのかを深く掘り下げ、具体的なデータと実例をもとに明らかにした第Ⅰ部、危機管理の理論を網羅した第Ⅱ部、そして危機管理の未来へと読者を導く第Ⅲ部は、私たちの主体的な危機管理への関わり方へと導く。危機を単なる恐怖として捉えるのではなく、それを乗り越えるための知識と戦略を提供している点こそが、本書の最大の魅力である。
目次
序章 危機管理とキャリアを結ぶ新たな思考
第1部 事例(グローバル化やVUCAの時代に対応できない日本人材の危機;多極化世界というリスク 日本は存続できるのか?;企業と為替リスク;食料・エネルギー危機 超輸入依存国「日本」は半年で餓死する可能性;気候変動と災害 激甚化・頻発化する猛暑、干ばつ、洪水、そして水・食料不足や紛争まで;デジタルガバナンスと私たちの危機 無秩序なデジタル世界の氾濫で孤立する日本 ほか)
第2部 理論(危機管理(リスクマネジメント)とその限界)
第3部 解決へのヒント(VUCA時代の生存戦略としてのリスクマネジメント マインドセット・リスクカルチャーの転換に向けて;働き方の多様性 所属や地域を超えた新しい働き方と学び方;サプライチェーンと投資におけるリスク管理)
終章 グローバルビジネスと新たな危機管理に向けて―日本的価値の良さを再認識せよ―
著者等紹介
中林美恵子[ナカバヤシミエコ]
早稲田大学教授。その他、グローバルビジネス学会会長、TOPPANホールディングス(株)社外取締役、(公財)東京財団常務理事、米国マンスフィールド財団・名誉フェロー、WASEDA USA理事、(公財)笹川平和財団上席フェロー、(公財)日本プロスポーツ協会理事などを兼務。学位は大阪大学博士(国際公共政策)、米国ワシントン州立大学修士(政治学)。1992年米国永住権取得後、連邦議会上院予算委員会に正規採用され10年勤務。在米14年を経て帰国。大学教員や政府審議員、衆院議員(2009年~2012年)などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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