出版社内容情報
ストレスが多過ぎるのは良くない。しかし、穏やか過ぎる生き方も過敏症などの症状につながっている。有酸素運動はミトコンドリア系の活性化に必要だが、無酸素運動をして解糖系を働かせることも大事だ。人間の体におこる多くの病気は、自然に保たれているバランスが崩れたところから発症していた。人間の体の仕組みを知り、バランスの良い生活を心がけることでミトコンドリア系と解糖系が整い、病気にならない生き方を実践してゆくことができる。ふたつのエネルギー生成系への考察が、人間の体と病気の関係の謎を明らかにしていく。
内容説明
癌、うつ病、糖尿病…現代医学で難病、原因不明とされている病気の発症は人間の内部環境が悪条件にさらされているからだった。内部環境を整えていくことで、病気は改善してゆく。免疫学の権威たる著者が長年にわたり追求したエネルギー生成系と病気との関係について研究した書の新装版!
目次
プロローグ
第1章 ミトコンドリアって、なに?
第2章 ミトコンドリアから体の謎が解けてくる
第3章 過酷な生活は病気の原因
第4章 ミトコンドリアが元気だと癌は小さくなる
第5章 ミトコンドリアの声を聴きなさい
第6章 こうすればミトコンドリアを活性化できる
第7章 エネルギー生成系で知る病気の成り立ち
著者等紹介
安保徹[アボトオル]
昭和22年10月生まれ。東北大学医学部卒。新潟大学名誉教授、1980年アラバマ州立大学留学中に「ヒトNK細胞抗原CD57に対するモノクローナル抗体」を製作。1989年胸腺外分化T細胞を発見。1996年白血球が自律神経の支配下にあるというメカニズムを世界で初めて解明。200本以上の英文論文を発表し、国際的に名高い免疫学者として活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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