内容説明
国民の生命と財産を守る制度設計とは―。災害対策において、わが国が抱える制度的課題の徹底分析と諸外国の具体的制度を丁寧に紹介。政治・行政に携わる者や研究者はもちろん、すべての国民が議論の参考にすべき、実効性の高い理論と実践事例を収録している。
目次
第1部 日本の危機管理体制の課題(日本の危機管理―3.11と核災害;原子力災害対処にかかわる我が国の現行法の問題点;東日本大震災と危機管理の欠落―課題と立法提言)
第2部 諸外国の災害対処・危機管理法制とその最近の動向(米国における災害支援―特に軍の果たす役割とその法的位置づけについて;英国の災害対処・危機管理法制―21世紀型リスクへの対応;イタリア憲法と防災システム;フランスにおける危機管理の憲法構造と災害対策法制;ドイツの災害対処・住民保護法制―平時法と戦時法の交錯)
著者等紹介
浜谷英博[ハマヤヒデヒロ]
三重中京大学現代法経学部兼政策科学研究科教授
松浦一夫[マツウラカズオ]
防衛大学校公共政策学科兼総合安全保障研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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