出版社内容情報
韓国の最大野党「共に民主党」代表・李在明の自伝、日本語版登場。
「貧困ゆえに悔しく悲しい思いをしている誠実で素朴な人たちのた
めに生きていきたい。その夢があってここまで来た」との言葉は、
小学校卒業後は働かねばならなかったという、貧困の中で育った自
身の境遇を想起させる。
韓国史上初の現職大統領逮捕と大統領選挙の行方。その対抗候補と
してクローズアップされる話題の人物の自伝。
?目次
はじめに 春の大地に芽吹くいのちのささやき
第一章
たいへんな奥地で、一匹の貂のように/変わり者/
頬に二十七発/母が信じたがった占いの力/
五年生は全員、修学旅行に行く/
十三歳、ネックレス工場、十二時間労働
第二章
貧しいからといって愛を知らないだろうか/
父との戦争、その始まり/わたしの体に残る百個の傷痕/
十五歳の成功/中学課程を三カ月間で勉強/
洪代理になるか、洪代理のいない世をつくるか
第三章
詩を覚える二人の少年工員/
ソンイル学院のキムチャング院長/
沈ジョンウン君と絶交/独り、痛みに苦しんだ日々
「闘鶏」と「おとなしい子」
第四章
遺書を書く/薬剤師の説教
どうして道を逸れなかったのか/大学の道が開かれる
真夜中の全力疾走/少年工員、大学生になる
第五章
弱者の力になろう/バイブルを「ビブル」と読む大学生/
広峙嶺、寒溪嶺、小青峰、飛仙台/李ヨンジン君との約束/
投石戦に加わる/在明よ、しっかりしろ
第六章
貧しかったころの人たちを忘れない/
わたしたちの民主主義はこうしてやってきた/
苦痛の真っただ中、息子を待つ/
名士? 権力者? まずは、まともな人間に/
すべてを失ってもいい/道を開いてくれた、あの方
第七章
二十五歳の弁護士を応援してくれた人生の師たち/
お金にはならなくても、仕事はたくさんありました/
お金の使い方/どうしてそんなに一生懸命なの?
妻、金恵景と出会う/六連発ガス銃
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内容説明
貧困ゆえに悔しく悲しい思いをしている誠実で素朴な人たちのために生きていきたい。その夢があってここまで来た。
目次
第一章(たいへんな奥地で、一匹の貂のように ほか)
第二章(貧しいからといって愛を知らないだろうか ほか)
第三章(詩を覚える二人の少年工員 ほか)
第四章(遺書を書く ほか)
第五章(弱者の力になろう ほか)
第六章(貧しかったころの人たちを忘れない ほか)
第七章(二十五歳の弁護士を応援してくれた人生の師たち ほか)
第八章(終わらない戦争 ほか)
著者等紹介
李在明[イジェミョン]
1963年、慶尚北道安東郡礼安面道村里生まれ。小学校卒業後、13歳で工員として城南市で働く。工場に通いながら検定試験で中学・高校卒業資格を得、1982年ソウルの中央大学法学部に入学。司法試験に合格したあと城南市に戻り、人権弁護士をしながら市民運動に加わった。城南市長、京畿道知事をへて2022年、韓国大統領選に「共に民主党」候補として立候補し、落選。同年から国会議員、同党代表
波佐場清[ハサバキヨシ]
1947年石川県生まれ。大阪外国語大学(現大阪大学外国語学部)朝鮮語学科卒業。71年朝日新聞入社。大阪社会部員、ソウル支局長、編集委員など。神戸大学客員教授をへて立命館大学コリア研究センター上席研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 和書
- 藤の三つ巴