出版社内容情報
呪術者・優婆塞・居士・奇僧・超人・神変大菩薩など、いろいろな顔を持つ役行者にまつわる謎と神秘を、伝記の森に探り、解きほぐす。修験道の開祖、役行者の伝説・伝承の森に分け入る。呪術者・優婆塞・居士・
奇僧・超人・神変大菩薩など、いろいろな顔を持つ役行者にまつわる謎と神秘
を、伝記の森に探り、解きほぐす。
第一章 役行者、出自と名の謎
役行者の出自/賀茂役君小角の誕生/役小角の誕生はいつか
第二章 神童小角の謎
小角の幼少年時代/役優婆塞 役行者は出家したか/箕面の滝で龍樹菩薩に会う
第三章 葛木籠山の謎
小角、葛木入山の動機/岩屋に住み、葛を衣に松を食う/葛木山の行者
第四章 役行者の呪術の謎
葛木山の行者、鬼神を呪縛する/小角の呪術の秘密/庶民の中の役行者
第五章 役行者、前世の謎
役小角、大峯山上ヶ岳へ/大峯山頂で己の三世骸骨に会う/役行者と当麻寺
第六章 金剛蔵王権現の謎
小角、大峯山頂で蔵王権現を感得/金剛蔵王権現の形相/金剛蔵王権現の信仰
第七章 熊野修行の謎
吉野に通う持統女帝と小角の謎/不浄を払い謎の熊野へ/優婆塞小角はなぜ熊野へ向かったか
第八章 韓国連広足の謎
韓国連広足、役小角に入門/役行者は山師か/韓国連広足、小角を讒言する
第九章 一言主神の謎
一言主神に石橋をかけよと難工事を厳命/役行者伝から消えた韓国連広足/
一言主神の説話の展開
第十章 伊豆大島遠流の謎
役行者、捕らわれ伊豆へ/伊豆行者/刑場の異変、小角は無事、帰国
第十一章 昇天か入唐か
十界頓超して父母の供養/小角の最後、何処へ/道昭法師、新羅で役小角と会う
第十二章 役行者の原像から神変大菩薩まで
役行者の原像を想う/その後の韓国連広足の栄達と山林修行者たち/
役行者と現実の山伏たち?神変大菩薩へ
註
主な参考文献
銭谷 武平[ゼニタニ ブヘイ]
著・文・その他
内容説明
修験道の開祖、役行者の伝説・伝承の森に分け入る。呪術者・優婆塞・居士・奇僧・超人・神変大菩薩など、いろいろな顔を持つ役行者にまつわる謎と神秘を、伝記の森に探り、解きほぐす。
目次
役行者、出自と名の謎
神童小角の謎
葛木籠山の謎
役行者の呪術の謎
役行者、前世の謎
金剛蔵王権現の謎
熊野修行の謎
韓国連広足の謎
一言主神の謎
伊豆大島遠流の謎
昇天か入唐か
役行者の原像から神変大菩薩まで
著者等紹介
銭谷武平[ゼニタニブヘイ]
1920年、奈良県吉野郡天川村洞川に生まれる。九州大学農学部卒業、長崎大学名誉教授、農学博士。退職後、『陀羅尼助―伝承から科学まで』(1986年、薬日新聞社刊、共著)・『役行者ものがたり』(1991年、人文書院)などを著し、また大峯山系の自然誌などの調査をつづけた。2013年4月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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