出版社内容情報
1950年代、復興し激変していく日本各地の若者と、はるかノルウェー等から派遣され信者も教会もない地で伝道した人々との出会い…中国共産革命に追われ、台湾を経て、1950年代戦後復興期の日本に入った北欧自由
ミッション(キリスト教ペンテコステ派)の宣教師たちの開拓伝道の道程と、日本
の青年たちとの心の交流の様相を、社会史的視点から多角的に跡付け、具体的に解
明する。北欧への実地調査を含め、関係者の口述資料と様々な記録資料を分析・検
討し、全体像とその内実を明らかにした。
活動の主たる地域は、愛知(守山区・瀬戸)、福井(武生・大野・三国・丸岡・金
津)、石川(小松)、京都、神戸、北海道(東広島市)など。
■主要目次
序 章 中国から台湾、そして日本へ
戦火を逃れて/姉妹との出会い/日本留学の約束/番匠鐵雄のこと/守山から
瀬戸へ/瀬戸の窯神
第一章 瀬戸伝道のはじまり
初めての訪問者/ハーゲンの決意/「自由基督教会」/窯神での暮らし/初期
の受洗者/初期信徒点描/陶磁器の街の発展
第二章 神の子らの肖像
清二の終戦/瀬戸の陣屋へ/大学へ進学/馬力引きの少年/母の言葉、高校へ
/瀬戸の「南塾」/結婚、その後/陶器屋の子
第三章 母の愛、ハーゲンの生い立ち
「桜井さん」のこと/悔いを残して/ハーゲンの一時帰国/教会堂建設のころ
/献身の姿から/出生のこと/ホヴァ家を出されて/ライラの生家/シーの街
とペンテコステ/ライラの父と母/ペンテコステ宣教と日本
第四章 一枚の写真から、福井伝道
「自由キリスト教宣教団」/開拓伝道の地域/京都のナザレン教会信徒/ベル
ゲ、スカウゲと西出静枝/ルドルフとその家族/武生から福井へ
第五章 十字架の幻を見た青年
大阪市港区に育つ/旧制市岡中学校へ進学/福井県への疎開/父の死、弟のこと
/福井精練加工染織工/武生「教会」を訪ねる/受洗、路傍伝道/聖霊のバプテ
スマ/聖書学校へ/反対を乗り越えて/ベルゲの故郷/クリッペン教会とベルゲ
/ブラジルでの伝道/伝道中の奇跡譚/再び日本、北海道へ/教会建設、妻との
別れ
第六章 奥越前とランヒル・ラヴォス
ラヴォス姉弟を訪ねて/雪国の思い出/宣教師への道/越前大野と勝山/日本伝
道のむずかしさ/ハーゲン宣教師との交わり/大野の青年/三国の女性/「さと
えさん」のこと
第七章 デンマークから越前、加賀へ
震災地丸岡へ/城下町丸岡/武生の生まれ/武生教会での出会い/小松、金津へ
/金津福音キリスト教会/イエスパーセン夫妻
索 引
大谷 渡[オオヤ ワタル]
著・文・その他
内容説明
1950年代、復興し激変していく日本各地の若者と信者も教会もない地で伝道した人びととの出会いと交歓。
目次
序章 中国から台湾、そして日本へ
第1章 瀬戸伝道のはじまり
第2章 神の子らの肖像
第3章 母の愛、ハーゲンの生い立ち
第4章 一枚の写真から、福井伝道
第5章 十字架の幻を見た青年
第6章 奥越前とランヒル・ラヴォス
第7章 デンマークから越前、加賀へ
著者等紹介
大谷渡[オオヤワタル]
関西大学教授。日本近現代史専攻・博士(文学)。1949年12月、奈良県に生まれる。関西大学文学部卒業、関西大学大学院修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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