出版社内容情報
●内容紹介(版元ドットコムより)
昭和5年、阪神間に開業した甲子園ホテル。設計者・遠藤新による空間デザイン
(ライト式建築)と、支配人・林愛作の構想が結実した日本のホテルの魁となっ
た。提供された様々なもてなしと、それを担ったホテルマンたちの姿を描く。
カラー口絵14ページ。
●目次(版元ドットコムより)
■主要目次
第Ⅰ部 甲子園ホテル物語
チョコレートと野球…ホテル特製のケーキとロシア人/ホテル司厨士と野球/モダン村・鳴尾村/
白い地面が緑と赤に/モダニズムの名作、武庫大橋/フランク・ロイド・ライトと阪神間/ほか
陽をうける厨房…ホテルの顔を任された男/甲子園ホテルのフランス料理
スキヤキ…甲子園ホテル独特のスキヤキ/帝国ホテル(東京會館)のスキヤキ/ホテルで暮らす陶
芸家/リゾートホテルでの作陶、三笠焼/ほか
ファミリーホテル…東洋風のメインダイニング/林式ホテル/日本のホテルの魁/遠藤が引き継ぐ
林式/帝国ホテルが力を入れた大阪のホテル/ほか
戦争と新しき土…クーデターと甲子園ホテル/阪神間と甲子園ホテル/出征を見送るホテル/宮さ
まと甲子園ホテル/最後の結婚披露宴/ほか
新料理長…GHQ接収/林愛作と内海藤太郎/地域に開かれた甲子園会館として再出発/日本ホテ
ル史に刻まれる甲子園ホテルと西宮/ほか
第Ⅱ部 F・L・ライトと三色の石物語
石が彩る風景…日本人と石/学生にも知られる石/東京山の手を飾る石/フランク・ロイド・ライト
と帝国ホテル/ライトが惚れた赤い石/青白い石の真相/蜂の巣石を探して
甲子園ホテルの黄色い石…西の帝国ホテルの石・日華石/ライトと弟子の石との出会い/打出の小槌
の彫刻/時代が新たな石の使い方を生み出す/土地の石に帰る/この土地の石、六甲花崗岩(御影石)
第Ⅲ部 甲子園ホテルに泊まる旅
マニラ・ホテル/タールビスタホテル(フィリピン・タガイタイ)/ホテル・ニューグランド(横浜)
/帝国ホテル/富士屋ホテル(箱根)/笹屋ホテル(長野)/川奈ホテル(伊豆)/蒲郡ホテル(現・
蒲郡プリンスホテル、愛知)/日光金谷ホテル/軽井沢万平ホテル/雲仙観光ホテル
目次
第1部 甲子園ホテル物語(チョコレートと野球;陽をうける厨房;スキヤキ;ファミリーホテル;戦争と新しき土;新料理長)
第2部 F.L.ライトと三色の石物語(石が彩る風景;甲子園ホテルの黄色い石)
第3部 甲子園ホテルに泊まる旅
著者等紹介
三宅正弘[ミヤケマサヒロ]
武庫川女子大学生活環境学部生活環境学科准教授・武庫川女子大学生活美学研究所准教授。1969年芦屋市生まれ。関西大学建築学科卒、京都大学大学院修士課程修了、大阪大学大学院博士課程修了(専攻:環境工学)。工学博士。都市計画事務所や徳島大学助手(専攻:土木工学)などを経て現職。専門は地域デザイン、まちづくり。また洋菓子、プロ野球、外国客船など毎年、多彩な視点で、これからの都市計画論を新聞各紙連載やテレビコメンテーターで提案している。芦屋市内にある「ライト坂」の命名者でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Myan2Myan
ココアにんにく
みい⇔みさまる@この世の悪であれ
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