内容説明
鑑真、吉備真備をはじめ海を渡った人たちが日本の政治・学問・芸術等に与えた影響と当時の航海や大阪湾の港の様子などを考究する。
目次
第1部 海を渡った人たち(日本に骨を埋めた鑑真;唐に渡った人々;遣隋使と海の道;遣唐使の船とその航海;遣唐使船;国際シンポジウム 日中交流一四〇〇年)
第2部 唐来文化の日本化(円仁伝における赤山明神関連記事の変遷;古代における雅楽の受容;『懐風藻』における唐風漢詩の影響;『天地瑞祥志』に載る呪符;遣唐使と書芸の進化;特別寄稿 祝詞「遣唐使時奉幣」について、古来の誤解を正し、難波津の位置と成立時期を確定する)