内容説明
日本発「カイシャ」文化の世界性を探る。「カイシャ」システムの通文化性を考え、日本商品の受容と変容を分析する。
目次
序論 会社文化のグローバル化と経営人類学
第1部 流通産業をめぐって(非保守的企業文化とグローバル化―ヤオハンの事例から;企業のグローバル化とナショナル・アイデンティティー―ヤオハンのイギリス進出;カルフールと中国小売業界の近代化)
第2部 文化マーケティングをめぐって(スコッチウイスキーの文化マーケッティング―地域性という資本;イギリスのミュージアムとビジターセンター―グローバル化をめぐる相克と葛藤;回転ずしのグローカリゼーション―グローバル化するシステム、ローカル化するメニュー;醤油のグローバル化―キッコーマンを中心に)
第3部 現地化をめぐって(日系子会社における会社文化―近代合理化の儀礼・儀式のグローバル化;MBKにおける日本型経営の適用と適応―ヤマハ発動機のフランス子会社再生過程;組織研究における会社文化の位相―方法論的アプローチの考察と在米日系企業の事例)
著者等紹介
中牧弘允[ナカマキヒロチカ]
国立民族学博物館・総合研究大学院大学教授。宗教人類学、経営人類学、ブラジル研究
日置弘一郎[ヒオキコウイチロウ]
京都大学経済学部教授。組織論、経営人類学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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