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鈴木宗男が考える日本

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  • サイズ 新書判/ページ数 189p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784862488855
  • NDC分類 310.4
  • Cコード C0231

内容説明

鈴木宗男が復権できた理由と、いまの日本に足りないもの。東日本大震災、福島第一原発事故、TPP、二〇一二年に相次ぐ可能性がある主要国首悩交代など、国内外ともに大きな変化のなかに現在の日本はある。変わらざるをえない状況にあるなかで、いま日本に必要なものは何なのか?思考停止に陥った安易な反新自由主義論や机上のエネルギー論・安全保障論とは一線を画した、戦後保守政治家の末裔・鈴木宗男とともに魚住昭・佐藤優が日本にいま必要なものを語る。

目次

第1部 鈴木宗男×佐藤優―鈴木宗男、自らの政治姿勢を語る(3・11獄中での新党構想;空疎な震災復興議論;「情」を失った政治;政治家にとっての「情」とは ほか)
第2部 魚住昭×佐藤優―戦後保守政治と新自由主義、そして官僚制(厳冬、立木の割れる音;三百人よりも、五人が大切;戦後保守政治=土着的社民主義;オーバーラップする野中広務と田中角栄 ほか)

著者等紹介

鈴木宗男[スズキムネオ]
1948年北海道生まれ。83年、衆議員議員選挙に初当選。97年に北海道・沖縄開発庁長官で初入閣。その後、自民党や政府の要職を歴任。2002年、斡旋収賄容疑と受託収賄容疑で東京地検特捜部に逮捕される。10年、有罪確定、同年12月6日収監、11年12月6日仮釈放。現在、新党大地・真民主代表として活動

魚住昭[ウオズミアキラ]
1951年熊本県生まれ。一橋大学法学部卒業後、共同通信社に入社。司法記者として東京地検特捜部などを担当。96年からフリージャーナリストとして活動

佐藤優[サトウマサル]
1960年東京都生まれ。同志社大学大学院神学研究科修了後、外務省入省。在ロシア連邦日本国大使館勤務後、外務本省国際情報局分析第一課で主任分析官を務める。2002年、背任と偽計業務妨害容疑で東京地検特捜部に逮捕される。09年最高裁で有罪確定(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gonta19

13
2012/3/29 Amazonより届く。 2012/5/29〜6/2 鈴木宗男氏と盟友、佐藤優氏、佐藤氏とジャーナリスト魚住昭氏の対談による、鈴木宗男氏の政治観を浮き彫りにしようとする書。最近、佐藤優氏の著作を良く読んでいるが、鈴木氏や佐藤氏が逮捕されてからの日本の政治を顧みると、どちらが正しかったのか、という気になる。全面的に支持するわけではないが、私は鈴木ー佐藤氏らにシンパシーを感じてしまう。2012/06/02

緋莢

10
収監&服役し、公民権停止状態でありながら「新党大地」を結成した鈴木宗男。東日本大震災で大きな混乱に陥りながらも、まともに機能しなかった政府、原発事故に関連するエネルギー論、主要国首脳交代など、数々の問題が山積みの中、日本の政治に必要なものは何か?共に北方領土返還に動いた鈴木宗男、佐藤優の対談、検察に詳しいジャーナリスト・魚住昭と佐藤優の対談を収録した本。2015/08/09

no_hi

2
日本の政治は、要するにエリート官僚に仕切られていて、一般国民がいかにして自分たちの権利を獲得し保守していくかという戦い。官僚の思うままにさせず、一般国民が利益を得るには叩き上げの政治家がやはり必要で、それが田中角栄に代表される保守派の政治家達だった。鈴木宗男はそれに連なる政治家で、とくに富の再分配という点に関して頑張ってもらいたいと思う。あとがきにもなっている新党大地の基本理念、網領もバランスが取れていて自分の感覚に近い。政治に期待したくなる。2015/08/15

2
マニフェスが私にとっては突飛だったので、読んでみた。 理にかなった部分も多く、ちょっと驚いた。 ロシアとの良好な関係の構築で、中国の態度も変わりうるのかもしれない。しかし、理想論通りに、現実がうまく行きそうとも思えない。 無党派層のご機嫌取りに終始するマニフェストを掲げ、絵に描いた餅で終わりそうな政党よりは未来を見据えているのかもしれず、一応勉強なった。2012/12/14

Shiho F

0
テレビなどで作られたイメージというものは、当てにならないな、と実感させられた一冊。人間というのは、多面的なので、多面的に見なければならないのだな。 その政治手法について評価する術を私持たないが、私にとって鈴木宗男は汚職の人、というイメージから、情ある政治家、というものに変わった。 今後の動きが楽しみだ。2012/08/22

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