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世界が賞賛した日本の町の秘密

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  • サイズ 新書判/ページ数 221p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784862487940
  • NDC分類 518.8
  • Cコード C0236

内容説明

これからの町の姿を考えたときにキーワードになるもの―それは「エコ」「持続可能」「コンパクト」。いままでのような高い経済成長が望めず、化石燃料などの枯渇もささやかれる現代において、先進各国では町の姿から次の時代を模索している。そうしたなか、世界が日本に注目しはじめた!街の構造、交通インフラ、交通手段、景観、そしてそれらと結びついた日本人の習慣にこそ、世界がめざす方向のヒントが詰まっている。

目次

第1部 日本の町が世界から賞賛される理由(「ママチャリ」は世界に誇る日本の発明品!;「自転車町内」は先端コミュニティ;どこにでも簡単に移動できる国はじつは珍しい)
第2部 日本の町のよさを守れ!(「ママチャリ文化」は将来も存続できるか;「自転車町内」の将来;「自動車」と「公共交通」のゆくえ)

著者等紹介

リーブス,チェスター[リーブス,チェスター][Liebs,Chester]
1945年アメリカ・ニューヨーク生まれ。ヴァーモント大学歴史学科名誉教授、ニューメキシコ大学歴史保全地域学科非常勤講師。また、フルブライト奨学金を二度受け、東京大学、東京藝術大学の客員教授を務めたことがある。専門は、カルチュラル・ランドスケープ史、都市文化史など

服部圭郎[ハットリケイロウ]
1963年東京都生まれ。明治学院大学経済学部経済学科教授。東京大学工学部卒業、カリフォルニア大学バークレイ校環境デザイン学部大学院修士課程修了。専門は都市・地方計画、都市デザイン(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふろんた2.0

15
ママチャリを褒めちぎりすぎててむしろ嘘っぽくも聞こえてしまう。短距離移動には大変便利で、日本では生活必需品になっている。最近でこそ、自転車は道路側を走ることになったり、自転車専用レーンができたりとインフラも整備されてきたけど、住宅街は段差とかまだまだ気を付けないとならない道は多いよ。ミニベロ乗ってるとたまにコケるし。2019/05/21

壱萬参仟縁

6
まちづくりの世界化。ママチャリを高く評価。性別問わず、誰にでも安価に乗れる手軽な移動手段と絶賛。ただ、駅前などの違法駐車については過去に通訳案内士で英語で答える問題が出ていたときがあったと記憶している。今後の高齢社会で言えるのは、1~2人乗りの移動手段であるが、なかなか、2人乗りの自動車は自動車メーカーに提案しても結局、4人乗りの4輪車をつくるのに相違なさそうである。LRTやカーシェアリングという都市の公共性を交通に導入する動きも紹介されている。評者は田舎にいるのでクルマは軽四で必須だが、エコカーが妥当。2013/01/12

C-biscuit

3
日本に住んでいると、自分達の良さというものに気付きにくい。外国人の著者が感じた日本の町の良さを外国人の視点で教えてくれている。著者はこの本で3つの宝を紹介している「ママチャリ」「自転車町内」「公共交通」である。ママチャリがびっくりする程持ち上げられている。そうか外国の人はそういう風に見えているのかと思う。また、ママチャリスタートで地方都市まで、公共交通期間を使用して便利に行けるのは日本だけらしい。若者の車離れが進んでいるが、まだ、地方都市では必需品だ。地方の公共交通期間を大事にしていかなければならない。2015/03/02

TAKAMI

2
21世紀の都市論としてコンパクトシティの話があるが、日本におけるママチャリ、商店街などのカルチャーはその最先端ではないか?という話。めっちゃ日本のこと絶賛してる。「今までの日本がすでに世界最先端」かはわからないけれど、その着眼点はいいと思う。コンパクトシティ設計には、自転車、車との関わりを考えることはは必須。もっとパリやアムステルダムについての論考も読み、このことについて考えたい。2013/05/12

Yukinori

2
アメリカ人である著者が日本のママチャリ文化や都市・交通について好意的に述べている。 自転車がどこを走るのかといった問題などでも、現在の状況を否定的に見てそれを変えていこうというような論調が良く見られるが。肯定的な側面から現在を評価していくことも必要なのだろうと考えさせられた。2012/10/31

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