北の関ヶ原合戦―北関東・東北地方で戦われた「天下分け目」の前哨戦

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  • サイズ A5判/ページ数 237p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784862486820
  • NDC分類 210.48
  • Cコード C0021

内容説明

宿場・峠道の要塞、村人の城、境目の城、「忍び」の情報収集基地―上杉氏vs徳川氏・最上氏の戦場跡に残された城塞・防衛網の実態を3年に及ぶフィールド調査で解明した画期的な成果。再現図版38点掲載。

目次

序章 徳川対上杉、そして百姓たちの戦い
第1章 奥羽の鎮将・上杉景勝と「上杉氏包囲網」の崩壊
第2章 会津西街道の上杉氏防衛網を歩く
第3章 白河街道の上杉氏防衛網を歩く
第4章 那須地方の徳川氏防衛網を歩く
第5章 「関山合戦」は百姓同士の戦い?
終章 出羽合戦と最上氏の「境目の城」

著者等紹介

中田正光[ナカダマサミツ]
1946年三重県生まれ。青山学院大学文学部教育学科卒業。城郭研究家。四〇年以上にわたり全国の中世城郭址を実地調査し高い評価を得ている

三池純正[ミイケヨシマサ]
1951年福岡県生まれ。工学院大学工学部卒業。歴史研究家。戦国期をはじめ歴史の現場を精力的に踏査し、現場からの視点で歴史の定説を見直す作業に没頭している。主な論文に「海津城について」(第19回郷土史研究奨励賞を受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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yuzuriha satoshi

1
関ヶ原の合戦は時間軸の点であって 合戦自体は全国で行われていた 華やかな武士同士の合戦の影で戦いを支えていたのは生き残りをかけた農民・村人達のサバイバル合戦だった 現地踏査の苦労話をもっと読みたかった2011/05/23

笛吹岬

1
関ヶ原合戦のまえに、徳川と上杉の攻防戦に際して、もっぱら上杉方が専守防衛のために築いた城郭を丹念に踏査した力作。縄張り調査から地域の戦争を描く姿勢には好感が持てる。2011/03/05

一城別郭

0
白河街道、会津西街道の上杉対徳川の城・砦・関、出羽合戦時の上杉対最上の境目の城を紹介。場所を絞っているので、紹介点数は少ないが、調査時の苦労が伺える一冊。読むと現地に行きたくなる。2011/03/31

onepei

0
踏査したお二人には頭が下がる。もう少し遺構の紹介に重点を置いてほしかった。2011/02/26

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