歴史新書y
本能寺の変 - 信長の油断・光秀の殺意

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  • サイズ 新書判/ページ数 238p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784862486387
  • NDC分類 210.48
  • Cコード C0221

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

厩戸皇子そっくりおじさん・寺

25
再読。この藤本正行という著者はすごい。今やよく引用される『桶狭間は奇襲ではなかった』『長篠の鉄砲三段撃ちはなかった』『本能寺に黒幕はありえない』という謎解きは全てこの藤本正行による(&鈴木眞哉も)。先日桐野作人の本能寺本を読んだが、それも藤本氏はやんわりと批判。藤田達生(みんなに批判されて可哀相ですらある)や明智憲三郎(何だこいつは)の本も批判。本能寺の実像をクッキリとさせる。文章も平易でナイス。2013/09/30

手押し戦車

13
泣かぬなら、放してやろう、ホトトギスと言う位、寛大な武将と片方は部下や敵にも厳しい態度で挑む武将。上司と部下が価値観を共有していなく部下に対しての要求が上司から見ると当たり前に見える時も有るが価値観を共有していないと部下からは不合理の要求に見えてしまう。上司はワンマン態度でいると部下を道具として扱う。全てを破壊して新しい時代を作るという信長のやり方に光秀がブレーキをかけた。価値観のビジョンを共有し日頃から部下に対して思いやりを持ち続けないと部下が会社を去ったりやめたりする。部下は上司の背中をよく見ている2014/06/23

兵衛介

3
相変わらず切れ味が鋭い。斎藤利宗の遺談というのをもう少し詳しく知りたい。資料の原本は存在するのか。どこまで信憑性のあるものなのか。これまでに資料の真贋には人一倍五月蠅かった御仁だけにもっと踏み込んで欲しかった。何ともすっきりしない。2010/10/16

YOS1968

2
言わずと知れた本能寺の変の真相については諸説あるが、藤本氏は光秀単独犯であると看破する。その説明はもっともであり、学者というのはこうあるべき姿勢を通している。しかし歴史には、想像や空想で楽しめる余地も残して欲しいな、というのは素人の欲目かな。2010/11/23

1
「信長の戦争」三部作の完結編。世の謀略説を唱える人はいい加減に妄説をひっこめた方がいいと思うのですが、『信長は謀略で殺されたのか』(共著)で同氏が謀略説を完全に否定しても、いまだ謀略説は消えません。1582年6月2日に、信長がほとんど兵を率いずに京にいたこと(軍事的空白)、そしてその近くで光秀が軍勢を組織できたことは「偶然の産物」で、誰かが狙って仕組んだことではありません。それを狙って謀略を組むこと自体が不可能なことなのです。2012/02/05

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