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医療再生はこの病院・地域に学べ!

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  • サイズ 新書判/ページ数 190p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784862483898
  • NDC分類 498.021
  • Cコード C0247

内容説明

これが地域医療再生の道標だ!ついに音を立てて崩壊をはじめた日本の医療。だが、地域の努力と医師の工夫で、見事に医療を再生させた事例が存在する。「あの病院に入ると死ぬ」と噂されていた自治体病院が、再生に至った先進的なシステムとは?周産期死亡率ワースト一位だった宮崎市が、数年でトップへと改善した秘訣とは?マンパワー不足、資金不足等を乗り越えた成功例を紹介。瀕死の地域医療に対する緊急提言を聞け。

目次

第1章 “地域力”で自治体病院を再生させる!―わかしお医療ネットワークという挑戦 千葉県東金市(平井愛山)
第2章 救急を断らない「日本型ER」の実践―日本型救急医療と北米型ERを合体 京都府京都市(安田冬彦)
第3章 周産期死亡率ワーストからの再建―地の利を生かした「地域完結型」システム 宮崎県宮崎市(池ノ上克)
第4章 内科医ゼロから再生までの軌跡―総合内科医が地域医療を救う! 北海道江別市(梶井直文)
第5章 医療難民を救済する在宅医療―医療・福祉・保健を一体化した「遠野方式」 岩手県遠野市(貴田岡博史)
第6章 自治体、医療破綻からの復活―福祉や住民意識を“普通”にする「村上スキーム」 北海道夕張市(村上智彦)
第7章 クリニックの連携で全診療科目を網羅―クリニック間で行う「チーム医療」 東京都世田谷区(神津仁)
第8章 母たちの革命が小児科医を救う―県立柏原病院の小児科を守る会からの提言 兵庫県丹波市(丹生裕子)

著者等紹介

平井愛山[ヒライアイザン]
1949年東京都生まれ。千葉県立東金病院院長。医学博士。日本内分泌学会内分泌代謝科専門医。1975年千葉大学医学部卒業後、千葉大学医学部附属病院内科医員、国立柏病院、船橋済生病院勤務、千葉大学医学部第二内科医局長を経て、現職。電子カルテと地域医療連携ネットワークである「わかしおネットワーク」を立ち上げ、2005年度の日本経済新聞賞を受賞した

神津仁[コウズヒトシ]
1950年長野県生まれ。神津内科クリニック院長。1977年日本大学医学部卒業後、同学部第一内科入局、同大学付属板橋病院、神経内科医長。1988~1990年米国ハーネマン大学、ルイジアナ州立大学。1991年特定医療法人佐々木病院内科部長、1993年世田谷に神津内科クリニックを開業、院長。医学博士、日本神経学会専門医、日本内科学会認定内科医、東邦大学医学部客員講師、昭和大学兼任講師、日本臨床内科医会理事、東京内科医会常任理事、国際疾病分類学会会長/理事長、日本プライマリ・ケア学会評議員、世田谷区医師会内科医会会長、NPO法人全国在宅医療推進協会理事長など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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slow_life

1
県立柏原病院の小児科医退職にともなう母親たちの会の話が印象的。勤務医の過酷な現状を理解し、「辞めないで」と自己本位に訴えるのではなく、医師の過酷労働をまねくコンビニ受診への警鐘、母親に向けての小児医療の啓蒙活動、医師に感謝の気持ちを伝えるなどの動き方は主体的であること、助け合い、人をうごかすことについてあらためて考えるいいきっかけとなりました2009/07/04

YnariY

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以下、自分用メモ *東金病院 平井愛山先生   ・医師補充     →認定医・専門医の資格がとれる     →魅力的な研修カリキュラム     →優れた指導者     →豊富な症例   ・救急・重症患者の受け入れ   ・診療科の壁を取り払って前科一丸となってのチーム医療     →症例検討会の実施   ・地域の医療連携     →わかしお医療ネットワーク *音羽病院 安田冬彦先生   ・断らない救急医療     →ERドクター     →総合診療科=総合内科     →メデ2009/10/19

yori

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★★★★★ 医療崩壊が叫ばれる昨今、それに取り組み努力してきた人達の経験・前例が重要になる。コンビニ受診という問題は患者側である国民が認識しないといけないと思った。医療費も3割負担、というとお得(?)な気もするが、残りの7割も税金という形で自分たちで払っているのだ。如何に余計な受診を受けない、薬を貰わない、という意識改革が必要。2010/03/22

チロチロリン

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具体的な再生案が書いてあってよい。病院・行政だけでなく、住民の行動がいかに大切かがわかる。2009/11/07

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