恋人たちのいる風景―O・ヘンリーラブ・ストーリーズ

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  • サイズ B6判/ページ数 125p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784862483867
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

大都会の片隅に花開くすてきな恋の話。古典の名作「賢者の贈り物」、本邦初訳の「牧場のマダム・ボーピープ」など珠玉の7篇。

著者等紹介

O・ヘンリー[O・ヘンリー][O.Henry]
本名William Sydney Porter。1862‐1910。アメリカの短編小説作家。さまざまな職業に従事し、収監されたこともある。その後10年たらずの間に300篇ちかくの作品を残した。主に大都会ニューヨークを舞台に、市民の日常生活の哀歓を卓抜なプロットと鮮やかな結末でユーモアとペーソスたっぷりに描いた作品は、いまも多くの読者に愛されている

常盤新平[トキワシンペイ]
1931年岩手県生まれ。作家、翻訳家。長年にわたってI・ショーなどの現代アメリカ文学や、G・タリーズ、D・ハルバースタムなどのニュー・ジャーナリズム作品を数多く紹介してきた名翻訳家。1986年には自伝的小説『遠いアメリカ』で直木賞受賞。洗練されたエッセイにも定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

125
オー・ヘンリーの作品が7作収められています。どれもすべて常盤新平さんの訳で非常に読みやすい感じがしました。すべてが比較的若い男女の話で、ほとんどハッピーエンドの結末です。「賢者の贈り物」は若干皮肉めいているのですが。ほとんど読んだことがあるのですがやはり忘れてしまっていました。このような短編を読むと心が安らぎます。2019/10/03

帽子を編みます

60
【O・ヘンリー誕生日読書会'22】今年はハッピー・エンドなこの本にしました。訳者が常盤新平、懐かしいです。どの作品も目にしたことがありますが、細かな表現が読んでいて心躍ります。「緑の扉」のロマンスと冒険の真の追及者である主人公は「投げつけられた手袋はすべて拾ってあらゆる挑戦に応じ、それを楽しい冒険のリストに加えていくのだった」彼が出会った冒険、これぐらいの心意気でなければかなわなかったでしょう。でも彼はきっと落ち着いて周りを見回すことはない人でしょうね。私も片っ端から挑戦を受けてかなえてみたいかも…。2022/09/21

NAO

60
【O・ヘンリー誕生日読書会】の一環で。ラブストーリー7編。お目当ての「牧場のマダム・ボーピープ」は、O・ヘンリーにしては長めの話。いくらなんでも、あまりにも話がうまく出来過ぎかなあという感じがする。オクタヴィアも、テディも、かなり打算的で。やっぱり、「春のア・ラ・カルト」が一番好きかな。久しぶりに読んだ「楽園の避暑客」も良かった。2016/09/29

キムチ

55
大好きな常盤氏訳。「翻訳家になりたい」と欲したのはヘンリーのお陰とある。子供の頃、ヘンリーの世界は特別だった。何時でも心優しい気持ちにしてくれる。久しぶりに触れた感触は何かしら懐かしさが。7つの短編は何れも煌めくひと時を感じさせてくれた・・≪マッチ売りのストーリー≫の様な。無論、哀しさに繋がるストーリーは皆無だけど。ヘンリーの紡ぐ短編のプロットは天才的。50年前のニューヨークが眼前に再現される。「奇跡の・」の豊潤なブレンド、「春の・」のWのスペル、「緑の・」でルドルフが受けた奇跡、「賢者・」で言う「賢い」2019/06/13

かおりん

36
ニューヨークを舞台にした話も、100年以上前だから時代背景が違うし生活水準や様式も違い、恋の始まりや恋愛の描写が新鮮に思えた。有名な「賢者の贈り物」も改めて読むとそこまでロマンスじゃなかったんだと気づく。訳(やく)にもよるのかな?登場人物が素朴で正直で昔の文学の良さをしみじみと感じられた。2020/01/12

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