MC新書
ユダヤ民族経済史―イスラームと西ヨーロッパとの狭間で (新版)

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B40判/ページ数 350p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784862483171
  • NDC分類 316.88
  • Cコード C0222

内容説明

本来農耕民だったユダヤ人は、本質的に「商人の宗教」であるイスラームのもとで商業民族として開花した。その後、イスラーム世界と東西ヨーロッパ世界の交流を仲立ちし、今日の世界的な経済システムの形成に決定的な影響を与えていく。現代ヨーロッパ文明が隠し続けてきたユダヤ人の歴史的役割を、経済人類学者にして文明史家でもある著者が明らかにする。

目次

はしがき ユダヤ民族の歴史への新しいアプローチ
1 ユダヤ民族の誕生から「離散」まで
2 イスラーム世界の中で生きるユダヤ人
3 イスラーム経済を担うユダヤ人の誕生
4 中世西ヨーロッパ世界のユダヤ人
5 西ヨーロッパ世界の繁栄とユダヤ人への迫害
6 近代ヨーロッパのユダヤ人―新たな活動の場を求めて
7 近代ヨーロッパの混乱とユダヤ人
8 ユダヤ民族問題の根本的解決はあるか

著者等紹介

湯浅赳男[ユアサタケオ]
1930年山口県生まれ。専攻=比較文明史・経済人類学。東京大学文学部仏文学科卒業。約9年のサラリーマン生活の後、大学院に戻り、東京大学大学院経済学研究科退学。新潟大学教授、常磐大学教授を経て、新潟大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

冬至楼均

0
農耕民族だったユダヤ人が、商人となり金融業へと追いやられる過程が詳述されています。民族史を見ていくことで世界史を語れてしまうユダヤ人と言うのはやはり特殊ですね。2011/02/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/68267
  • ご注意事項