出版社内容情報
公教育の理念が変貌を遂げ、学力がカネで買われる現在、教育の機会均等はすでに幻想でしかない!「人」が資源の屋台骨を崩してしまっていいのか!
止まらない教育格差の拡大! 公立小中学校の七割に習熟度別学級が導入され、公立の中高一貫校化とエリート校化が進んでいる。ボトムアップ型からプルトップ型へと舵を切ったため、すでに公教育にも平等という理念はなくなった! 家庭の経済力や分火力が教育格差に直結する状況を後押しする日本は、「知力」が国を動かす時代に逆行しているだけではないのか!
■目次
第一章 拡大する教育格差
第二章 「平等」を捨てた公教育
第三章 抜け出せない階層の連鎖
第四章 カネで学力を買う次代
第五章 教育に投資せず日本に未来はあるか
内容説明
公立小中学校の七割に習熟度別学級が導入され、公立の中高一貫校化とエリート校化が進んでいる。ボトムアップ型からプルトップ型へと舵を切ったため、すでに公教育にも平等という理念はなくなった!しかも、国家の教育への投資は先進国最低レベル。家庭の経済力や文化力が教育格差に直結する状況を後押しする日本は、「知力」が国を動かす時代に逆行しているだけではないのか。
目次
第1章 拡大する教育格差(学力低下論争の勃発;反ゆとり教育キャンペーンの台頭 ほか)
第2章 「平等」を捨てた公教育(ボトムアップ型教育からプルトップ型へ;人生の節目ではなくなった高校受験 ほか)
第3章 抜け出せない階層の連鎖(なぜ「格差」が流行るのか;経済格差にとどまらない“目に見えない”差 ほか)
第4章 カネで学力を買う時代(中学生のうちから大学受験を目標に;中学の学習内容を塾で圧縮する ほか)
第5章 教育に投資せず日本に未来はあるか(マクドナルド化する労働市場;非正規雇用者が技術を支えている ほか)
著者等紹介
福地誠[フクチマコト]
1965年東京都生まれ、埼玉県育ち。東京大学合格者数日本一を誇る開成中学に入るも、学力不振で追い出され、錦城高校を経て同校初の東大合格者に。アップダウンの激しい人生で8年かかって教育学部を卒業し、出版社勤務を経てフリーライターになる。現在は2人の娘を持つ家庭人でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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