内容説明
1987年、小学校の卒業記念に描かれたミッキーマウスの絵がウォルト・ディズニー社の抗議によって塗り潰された…テレビや映画の話だけではない、12の「封印」現象を追う渾身のルポルタージュ集。
目次
人気マンガのパロディが思わぬ事態に 『コミックビーム』の回収騒動
“NEVADAちゃん”の憂鬱 ネットアイドル化する殺人少女
“私、実は男なんです”に抗議殺到!美少女ゲームに見るオタク最前線
あの「主人公」は今
知られざる封印作品の世界
なぜ作品は封印されるのか?
宮崎勤と『ウルトラセブン』第一二話をつなぐミステリー
未完の巨大建造プロジェクト
核兵器が封じられた魔の洞窟 小笠原・父島の怪伝説の闇
捏造された日本人差別 タイタニック生還者が美談になるまで
ミッキーマウスのタブー 大津市プール事件と著作権問題
「フランス語を日本の公用語にせよ!」 志賀直哉の爆弾発言を追って
著者等紹介
安藤健二[アンドウケンジ]
1976年埼玉県生まれ。ジャーナリスト。早稲田大学第一文学部を卒業後、産経新聞社に入社。さいたま総局、デジタルメディア局などで記者業務に就く。2004年2月に退社し、単行本の執筆活動を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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山田太郎
52
ブックオフで108円だったので、いい感じではあるが、定価で買うまではないというか。寄せ集めした印象は拭えません。2015/05/18
Tadashi_N
26
真実が消されるのには、それなりの理由がある。2021/10/03
スプリント
15
大っぴらには語られないいわゆるタブーについて触れた本です。大人の事情だったり不可思議な社会の力により事実が知られていない12の事象について書かれています。表題になっているディズニーにまつわる話はもう少し掘り下げてほしい気もしましたがどのエピソードも面白かったです。2015/01/29
mimm
8
最初の方は前書きの勢いある内容に比べて、ネットで十分な薄っ!な内容かと思ったら、後半になるにつれて面白くなってきました。12もエピソード要らないから、半分くらいにしてもっともっと深く掘り下げた内容だったらすごく面白かったんだろうな…と。それが少し残念でした。2011/12/22
バーベナ
7
噂がまるで事実かのように語り継がれてしまうその理由は?一滴の真実が入っているからこそ騙されてしまう、そんな検証もされなかった数々の噂の出所を辿る。近所に顔の黒いミッキーや、墓石になったミッキーが居るのですが、今はどうやら壊されることはなさそうです。2012/04/21