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タイアップの歌謡史

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  • サイズ 新書判/ページ数 238p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784862481047
  • NDC分類 767.8
  • Cコード C0273

内容説明

映画やドラマ、特定の企業や商品と提携して作られた歌―タイアップソング。日本の戦後歌謡史は映画、ラジオ、CM、テレビドラマなどと結びついたタイアップソングの歴史でもあった。コカコーラのCMソング、レナウンの「ワンサカ娘」、資生堂のイメージソング、JAL、ANAの沖縄観光キャンペーンソング、そして、テレビのトレンディドラマの主題歌など―ポピュラーミュージックはさまざまな媒体と手を組んで数々の名曲、ヒット曲を世に送り込んできた。九〇年代には年間ヒットチャートの九割をタイアップソングが占めるまでに隆盛した、あの懐かしの歴史をいま振り返る。

目次

新しい歌謡史研究の試み
戦前と戦後初期のタイアップソング
テレビの音楽バラエティ番組は何を変えたのか
テレビCMの成長期とタイアップソング
大イベントを支えたタイアップソング
台頭する新しいタイアップソングたち
CMソングからイメージソングへ
イメージソングと『ザ・ベストテン』の八〇年代
TVドラマとタイアップソングの時代
ビーイングとタイアップの時代へ
Jポップの全盛期時代
ポスト・タイアップ時代
タイアップ賛否両論

著者等紹介

速水健朗[ハヤミズケンロウ]
1973年生まれ。石川県出身。フリーランス編集者/ライター。コンピュータ誌の編集を経てフリーに。現在はコンピュータ関連以外に、音楽を中心としたサブカルチャー全般、広告などの分野で執筆活動を展開中。CMソング、イメージソングを中心とした歌謡曲のレコード収集、研究を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

富士さん

3
声優のアイドル化やレコード流通に組み込まれたOVAビジネスを理解するのにタイアップの歴史が役に立つかと思って読んでみました。直接的な期待はしていなかったのですが、本編とまったく関係ないアニメ主題歌の謎の話題も少ないながら触れられており、それはドラマのものと同じ枠組みで、想像以上にアニメと音楽業界がつながっていることがわかりました。本書を読むと、音楽業界を知るにはレコード会社や作り手よりもやはり音楽出版が重要なのだと痛感します。業界に疎いので権利の性質と推移は詳細な勉強が要りますが、分りやすくよい本でした。2021/08/24

bpm95

2
達郎の、パトロン。2011/07/27

うりぼう

2
歌謡曲の歴史は、広告の歴史である。自分の青春と重なる歌ばかり。2008/03/27

サカモトマコト(きょろちゃん)

1
歌謡曲の歴史を広告や映画、テレビ等のマスメディアとの結びつきという観点から論じている本。 日本で音楽を宣伝する際にタイアップという手法がとられるようになった経緯からタイアップが日本の音楽業界にどのような影響を与えてきたのかがよくわかりました。 2019/11/20

インテリ金ちゃん

1
ハイドン、バッハ、モーツァルトの楽曲が貴族とのタイアップで生まれたとの意見は新鮮。名曲は名曲。歌謡曲も制作経緯を聞かないとタイアップかどうか分からないも同じ。2014/05/06

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