内容説明
現代人が忘れかけた、重要なアドバイスの宝庫!日本の古典啓蒙書の中で群を抜いて有名な作品にもかかわらず、何が書かれているか説明できない本に貝原益軒『養生訓』がある。「接して漏らさず」の本だと、言われれば、「ああ」とわかった気になり、あまつさえ房事の本と誤解されているきらいがあるが、本書は益軒が自らの体験をもとにして著した健康と長寿の手引き書である。無理をしない、身の丈で生きていく、汗を流して働く、適当な運動を心がける―品性を高めることで、結果として長寿につながる。ベストセラー『快楽―更年期からの性を生きる』の作者が現代語訳した五十代以上の男女の必読書。
目次
そもそも人の体は―巻第一・総論上
朝寝坊は万病のもと―巻第二・総論下
飲食は生命の養分―巻第三・飲食上
蘇東坡が言うには―巻第四・飲食下
接して漏らさず―巻第四・色欲を慎む
酒は天からの授かりもの―巻第四・飲酒、飲茶、煙草
心は体の主君なり―巻第五・五官
一日二便の心がけ―巻第五・二便
予防の心得―巻第六・病を慎む
無闇に薬を飲まない―巻第七・用薬
さて、親を養う道は―巻第八・養老
子供を甘やかすと―巻第八・育幼、鍼灸
幸福は老後にあり
著者等紹介
工藤美代子[クドウミヨコ]
1950年東京生まれ。大妻女子高校を経て、チェコスロバキアのカレル大学に留学後、カナダのコロンビア・カレッジを卒業。『工藤写真館の昭和』(朝日新聞社)で講談社ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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