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自由訳・養生訓

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  • サイズ 新書判/ページ数 245p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784862480873
  • NDC分類 498.3
  • Cコード C0247

内容説明

現代人が忘れかけた、重要なアドバイスの宝庫!日本の古典啓蒙書の中で群を抜いて有名な作品にもかかわらず、何が書かれているか説明できない本に貝原益軒『養生訓』がある。「接して漏らさず」の本だと、言われれば、「ああ」とわかった気になり、あまつさえ房事の本と誤解されているきらいがあるが、本書は益軒が自らの体験をもとにして著した健康と長寿の手引き書である。無理をしない、身の丈で生きていく、汗を流して働く、適当な運動を心がける―品性を高めることで、結果として長寿につながる。ベストセラー『快楽―更年期からの性を生きる』の作者が現代語訳した五十代以上の男女の必読書。

目次

そもそも人の体は―巻第一・総論上
朝寝坊は万病のもと―巻第二・総論下
飲食は生命の養分―巻第三・飲食上
蘇東坡が言うには―巻第四・飲食下
接して漏らさず―巻第四・色欲を慎む
酒は天からの授かりもの―巻第四・飲酒、飲茶、煙草
心は体の主君なり―巻第五・五官
一日二便の心がけ―巻第五・二便
予防の心得―巻第六・病を慎む
無闇に薬を飲まない―巻第七・用薬
さて、親を養う道は―巻第八・養老
子供を甘やかすと―巻第八・育幼、鍼灸

幸福は老後にあり

著者等紹介

工藤美代子[クドウミヨコ]
1950年東京生まれ。大妻女子高校を経て、チェコスロバキアのカレル大学に留学後、カナダのコロンビア・カレッジを卒業。『工藤写真館の昭和』(朝日新聞社)で講談社ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Shogo T

1
腹八分目に尽きるということ。貝原さんはこれほど身体に気をつけたということは、よほど先天の精が弱かったことが伺える。2014/05/04

イカ男

0
現代にも十分に通ずる訓え満載の本です。P145の「小便は空腹時にはしゃがんで排尿し、満腹時には立って排尿するのがいいのです」解説者によれば、これは男女に通ずることだそうです。川柳に「京女たって垂れるが少しきず」2012/11/14

depo

0
図書館リサイクル本。貝原益軒「養生訓」の現代語訳である。長寿の秘訣が書かれている。貝原益軒は、「養生訓」を81歳で書き始め、1713年、82歳で完成させた。貝原益軒は、翌1714年83歳で死去するが、当時としては驚異的な長寿だった。現代の年齢に換算すると、「当時の年齢に1.2をかけた上に3歳足した数」と言うらしいので、そうすると、101歳で「養生訓」を書きあげ、102歳まで長生きしたことになる。以前、学生時代に岩波文庫で読んだことがあるが、この工藤さんの現代語訳は、非常に読みやすかった。2020/05/01

くらぴい

0
自由訳者の工藤さんは、貝原益軒の神髄にせまってます。原典が難しいので、この訳で繰り返し読もうと思います。2010/01/01

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