Yosensha paperbacks
教育格差絶望社会

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  • サイズ B6判/ページ数 285p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784862480446
  • NDC分類 372.1
  • Cコード C0036

内容説明

小泉構造改革の負の側面である経済格差。この経済格差が学力格差に直接反映されるようになってきている。なぜ反映されるのか?それは「教育の機会均等」がすでに幻想でしかないからだ!偏差値レースに参加しようと思えば、高校から大学だけで1000万円が必要なうえ、すでに選抜の主戦場は中学受験に移りつつあるため、その費用はさらに増す。そのうえ、学費の個人負担が先進国のなかで日本は最も多い。つまり、教育も市場原理で動き、学歴は努力による業績ではなく、生まれによる属性で決まる社会になっているのだ!もうまもなく国民の9割が人生のスタートラインにすら立てない社会が到来する。

目次

Introduction まったり500万円コースか、ハードな3000万円コースか、道はどちらかしかない!
プロローグ 二極化する教育
第1章 経済格差が学力格差に直結する時代
第2章 東京のなかで広がる格差の現実
第3章 格差が公然と導入される公教育
第4章 先進国最悪の個人負担が歪みを大きくする
第5章 消費者として学力を購入する時代
第6章 格差再生産のメカニズム
第7章 教育格差、そして学歴のゆくえ
第8章 新・選抜システムの構造
エピローグ 教育後進国に成り下がるニッポン

著者等紹介

福地誠[フクチマコト]
1965年東京都生まれ、埼玉県育ち。東大合格者数日本一を誇る開成中学に入るも、学力不振で追い出され、錦城高校を経て同校初の東大合格者に。アップダウンの激しい人生で8年かかって教育学部を卒業し、出版社勤務を経てフリーライターになる。現在は2人の娘を持つ家庭人でもある。教育問題、格差問題に深く関心を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

わらび

1
これくらいの量の本だとすぐ読めていい。名前には絶望という物騒な言葉が入っているが、内容をみてもまんざら絶望という言葉が過言ではないとわかる。私も今まで生きてきてひしひしと感じていることだが、やはりどんな家庭に生まれ、どんな教育を施されるかは後の人生の大きな決定要因になると思う。子どもは生まれてくる家庭を選べないとはよく言ったものだが、実際個人の努力だけでは成功は望めない社会になっていると思う。2016/11/13

ポレ

0
麻雀ライターとして活躍中の福地誠が、教育ジャーナリストを志した時期に執筆した一冊。具体例に知人や伝聞が多く、必ずしも適切とは言えないが、親の経済力により分断された教育環境に警鐘を鳴らしている。10年以上経過した現在でも、その状況は変わっていない。

pudonsha

0
リアリストの福地さんらしい内容だが、あとがきはウェットだった。2014/07/04

tk

0
そこまで良くはなかった。教育学読2012/12/23

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