内容説明
危ないビジネスモデルはこれだ!刮目すべきビジネスモデルが続々と現れる地殻変動期、機先を制する企業はどんなしくみを築いているのか?規制緩和にいち早く対応した企業は何を予見できていたのか?その一方で、旧来の慣習や既得権に守られてきた企業は自らのビジネスモデルが陳腐化していることに対し著しく感度が鈍い。驕り・鈍感さ・思考停止を生む「成功体験の罠」、市場の構造変化に乗り遅れてしまう「中心性の罠」、革新を志すが妥協が入り込んでしまう「中庸の罠」―。あなたのビジネスも革新を阻む3つの罠にはまり込んではいないか?革新できないビジネスモデルは競争力を失う。たとえいま隆盛を誇るビジネスであったとしても、現状維持に終始すれば、新しいビジネスに取って代わられてしまう。避けがたい大きな構造変化の入り口に立っているビジネスパーソン必読の書。
目次
ビジネスモデルの賞味期限
携帯電話―ソフトバンク参入により旧秩序が流動化し、大競争時代が始まる
放送―「通信と放送の融合」はテレビ局を大きく変化させる
広告―テレビ広告の黄金時代は終わり、ネット広告がイノベーションを起こす
ネット証券―リテイル金融ビジネスでメガバンクを凌駕する日は来るか
クレジットカード―金融ビジネスの枠を超え、IDビジネスへと進化する
コンビニエンスストア(CVS)―脱セブン‐イレブンを目指した差別化だけが生き残る道
総合スーパー(GMS)―時代遅れのビジネスモデルをいかに再生するか
アパレル―SPA型ビジネスモデルにより勘と経験の世界から脱却
外食―消費者ニーズの大転換期に伴って、同質競争からの脱却を図る
雇用構造変化により巨大市場が生まれる
介護保険法改正によって新ビジネスモデルへの移行が始まる
勝ち抜くビジネスモデルの法則
著者等紹介
小屋知幸[コヤトモユキ]
1963年生まれ。群馬県出身。株式会社日本総合研究所主席研究員。早稲田大学卒業後、小売事業会社の経営企画スタッフを経て、1998年さくら総合研究所(現日本総合研究所)入社。経営コンサルタントとして、各種事業会社の経営戦略、事業戦略策定、経営改革に対する支援を行っている。主要企業の経営戦略や業界動向に対する切れ味のよい分析に定評があり、「日経MJ」「電気新聞」等への寄稿多数。最近はインターネットでの情報発信にも力を注いでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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