内容説明
音楽を聴くという行為は、演奏家とともに音楽のありかを測る聞き手のきわめて批評的な行為だ。それには知的遊戯に満ちた戦略家の姿勢が必要だ―「悪魔」がささやけば、「天使」が踵を返し、「天使」が微笑めば、「悪魔」は興ざめしてほくそ笑む。この両者の対話に仕組まれた巧妙な仕掛けによって、クラシック音楽の見方=聴き方の転回をせまるまったく新しいクラシックCDガイドブック。
目次
ヴィヴァルディ/協奏曲集「四季」
J・S・バッハ/無伴奏チェロ組曲(全六曲)
J・S・バッハ/パルティータ(全曲)
J・S・バッハ/マタイ受難曲
ハイドン/交響曲第四五番嬰ヘ短調「告別」
ハイドン/交響曲第一〇四番ニ長調「ロンドン」
モーツァルト/交響曲第三三番変ロ長調
モーツァルト/交響曲第三五番ニ長調「ハフナー」
モーツァルト/交響曲第三九番変ホ長調
モーツァルト/交響曲第四〇番ト短調〔ほか〕
著者等紹介
鈴木淳史[スズキアツフミ]
1970年山形県寒河江市生まれ。売文業および音楽評論家。法政大学日本文学科卒業。「名演奏や名盤は存在しない。あるのは、それを認識する個々の社会のシステムのみ」という一貫した立場から、クラシック音楽に関する戯作を発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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