内容説明
ポージングは、写真を一変させることができる極めて重要な要素です。レンズの前に立つすべての被写体の魅力を最大限に引き出します。まず、カメラの見え方、カメラアングル、レンズの選択、遠近法、姿勢など、写真での被写体の見栄えに影響する要素について解説しています。また、美しいポーズを台無しにするよくある「ポージングの落とし穴」や、ポージングに欠かせない要素についても説明します。基本のポーズに微調整を加えてバリエーションを無限に作る方法や、男性、女性、ふくよかな女性、カップルなど、さまざまな被写体の魅力を最大限に引き出す重要なテクニックも紹介します。さらには、マタニティ、ブドワール、家族写真など、さまざまなタイプのポートレートにお勧めのポーズも多数提案しています。章末の「目を鍛える」セクションでは、問題のあるポージングから、どうすれば見栄えを良くすることができるかを考えます。著者は、受賞歴のあるフォトグラファーであり、ベストセラー作家でもリンゼイ・アドラーです。本書では、被写体のポージングを成功させるテクニックを深く学ぶことができます。次回のポートレート撮影では、ぜひ便利なクイックリファレンスとしてお役立てください。
目次
ポージングとカメラの見え方
顔のポージングと指示出し
ポージングの落とし穴
成功するポージングのための10ステップとポージングのバリエーション
女性のポージング
男性のポージング
カップルのポージング
曲線美
家族写真
ブドワール
マタニティ
完璧な作品を目指して
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
38
ゴージャスな女性三人の表紙に惹かれて手に取りました。どういう風に撮られるのがいい?顔の角度、体のひねり方。こんなマニュアルがあるの面白いな。様々なシチュエーションでの演出も西洋っぽくて楽しかったです。同時に、こういう型が定着することで、すべてがアメリカナイズされていくような気もします…。2023/01/07
kenitirokikuti
9
図書館にて。人物写真を撮る際のポージングの良い悪いを説いたもの。西洋絵画のルーツのひとつが古代ギリシャの人体彫刻にあるのだなぁ、と察せられた。シルエットとプロポーション(比率)が美なので、腕や足をこちら(視点)にまっすぐ向けると、見かけ上短くなるのでNGである。ここらへん武術では反対の考えで、ボクシングの腕の構えは相手に我のリーチを把握させないあるいは誤認させるのを狙う▲見切れについて。ライブ感を醸すため歪な見切れを成すってのはあるが、比率の美というセオリーを崩すという観点も必要。2025/08/09
oui!
0
センスのいい本。見てるだけでも楽しい2023/08/04