内容説明
リアルタイムエフェクトを作っていく上で必要不可欠なものは、「観察力」と「再現力」です。しかし場合によっては現実の物理学を踏襲しつつも、ある点で無視する事も必要かもしれません。海外のスタジオでAAAタイトルに携わるプロのリアルタイムエフェクトアーティストが、中級以上の方に対して特に求められる観察力と、それをエフェクトに落とし込む再現力をどう身に付けるかを紹介しています。また開発の現場で求められるシェーダーの知識、プロシージャルによる効率化、最適化などをHoudiniとUnreal Engineを使って解説しています。さらにリアルタイムVFXアーティストに求められる、エフェクトの表現のための思考力を磨くチュートリアルも紹介しています。
目次
第1章 エフェクトデザイナーに必要なスキルとセンス
第2章 ノードベースのエフェクトエディタとNiagara
第3章 シェーダーへの理解とテクニック 基礎編
第4章 シェーダーへの理解とテクニック 応用編
第5章 頂点シェーダーを使いこなそう
第6章 エフェクトへのライティングの知識
第7章 プロシージャルとダイナミックエフェクト
第8章 最適化と創意工夫する力
著者等紹介
池田亘[イケダワタル]
1976年生まれ。大阪芸術大学デザイン学科を卒業後、株式会社スクウェア・エニックス(旧株式会社スクウェア)に入社。背景アーティストを経てエフェクトに転向し、株式会社カプコン、EA DICE(スウェーデン)、ノーティードッグ(アメリカ)で複数のAAAタイトルに携わる。16年以上リアルタイムエフェクトの分野で活躍し、CEDECやUNREAL FESTでの登壇や、専門学校・大学などでの講演および特別講義も行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。