内容説明
「不戦」の法理論とその実践。仙台陸軍幼年学校卒業、陸軍予科士官学校在学(陸軍最後の将校生徒)という軍国主義一色だった少年時代の反省から、「自ら考えることの大切さ」を学び続ける。労働法学の研究者として歴史を検証し、早稲田大学告発、意見書提出など多くの労働運動の実践にも関わった貴重な記録。
目次
第1部 「国のため」「自存自衛」とは、何を意味するのか―戦前・戦中の経験と現状批判(生き残った陸軍将校生徒の反省;歴史は「思い込み」ではない―戦争の犠牲者を「犬死に」としないために;「本当の平和」とは、どういうこと?―その実現に何が必か ほか)
第2部 権力による事実隠蔽、批判封殺、意識誘導の危険性―教科書選定への介入、原発推進批判の排除(都教委による実教出版の日本史教科書排除は、真実を隠し、教育を破壊するもの(2014年5月29日、東京地裁で陳述)
原発災害を起こした国による経産省前テントひろば立退き・損害賠償請求裁判)
第3部 労働基本権の法理を主張して(告発、意見書など)―裁判等の現実と諦めない実践の必要(基本的視点;検察庁への告発、検察審査会への審査申立て;裁判所、労働委員会提出の意見書“順不同”―裁判の現実と諦めない実践)
今、何が必要か(総括)―歴史の教訓を生かす主権者としての行動
著者等紹介
佐藤昭夫[サトウアキオ]
1928年札幌市に生まれる。1951年早稲田大学第一法学部卒業。1953年早稲田大学助手、のち講師、助教授。1962年法学博士(早稲田大学)。1967年早稲田大学教授。1999年3月早稲田大学退職、名誉教授、4月弁護士登録(第二東京弁護士会)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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