内容説明
衰退と貧困、コロナ、微かに漂う戦争の匂い。「最悪の時代」にも自由かつ軽やかに生きる女子高生たちの生活と信条。
目次
1 自立型表現者―こだわるJK。自分で小遣いを稼ぐヲタク系絵師(蔵田菜々)
2 ポジティブなマイノリティ―やりたいことを自己責任でやる。壁のない社会をつくりたい(佐々木冴)
3 学外活動派女子―せっせとバイト。年上の友だちと推し活に邁進中(脇田咲桜)
4 生来のリーダー気質―リーダーは面白い!勉強そっちのけで部活の日々(加藤知恵)
5 メタJK―ネット高校で広がった世界(末次佑子)
6 青春謳歌系女子―小さなことにも幸せを感じる日々(長谷川晶)
7 デジタルネイティブ・ガール―生まれた時からデジタル・ライフ、ゴーグルつけて毎日VR(舟木恵奈)
8 家族最優先のヤングケアラー―兄は障害者。でも家族だから愛してる(木島春奈)
9 天然マイペース少女―イモから抜け出せ!(千野恵)
10 都会派クール―自分がイチバン、メンタル強め。縛られるのは好きじゃない(鮫島青子)
11 ピカピカ自分磨き―校則をかいくぐってスクールメイク(大角麗)
12 SDGsガール―不平等や不公正をなくすため起業を目指す(高坂八重)
13 漂流する病み+界隈系女子―居場所は家でも学校でもなく、歌舞伎町(竹野りな)
14 人生刹那系JK―パパから、ホストから、可愛いと言われる毎日(石川綾)
対論 女子高生の心の引き出し(橘川幸夫×淵上周平)
著者等紹介
橘川幸夫[キツカワユキオ]
1950年2月4日、東京新宿生まれ。デジタルメディア研究所所長。一般社団法人参加型社会学会代表理事。iU情報経営イノベーション専門職大学超客員教授。元多摩大学経営情報学科客員教授など、専門学校、大学の講師経験多数。1972年、渋谷陽一らと音楽投稿雑誌『ロッキング・オン』創刊。1978年、全面投稿雑誌『ポンプ』を創刊。その後、様々なメディアを開発する。1983年、定性調査を定量的に処理する「気分調査法」を開発。大手企業を中心に、商品開発、市場調査などのマーケティング調査活動を行う。80年代後半より草の根BBSを主催、ニフティの「FMEDIA」のシスオペを勤める。1996年、株式会社デジタルメディア研究所を創業。インターネット・メディア開発、企業コンサルテーションなどを行い。2020年より私塾の深呼吸学部を主宰。講演など多数
淵上周平[フチガミシュウヘイ]
1974年神奈川県生まれ。編集者。ワークショップデザイナー。中央大学総合政策学部にて人類学と宗教学を学ぶ。卒業後、角川書店で雑誌・書籍の制作編集に従事。その後独立し、編集とWEB制作をベースに活動。社外取締役として株式会社PTPで福井県や滋賀県の地域活性のプロジェクトディレクション、株式会社エンパブリックでワークショップ開発と事業インキュベーション、NPO法人ETIC.で社会起業家のためのウェブメディアの編集長などに携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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