内容説明
数千年を経てなお変わらない中国社会の基底を流れる通奏低音、その圧倒的な活力と匂い。中国学の泰斗が大らかな筆致で活写した一九二〇~三〇年代の中国の風俗探訪ルポルタージュ。
目次
内房の話
夜の路上風景
支那の夜舟
支那宿
尼寺の幽趣
支那風呂
阿片室余香
喫煙パイプの小穴
扇と虫篭
古鏡の妙味
穿てる文字美
男世帯の商店街
全て是れ春色
支那猟奇行脚
著者等紹介
後藤朝太郎[ゴトウアサタロウ]
1881年愛媛県に生まれる。東京帝国大学文科大学言語学科(中国語学専攻)卒。大学院へ進学後、文部省、台湾総督府、朝鮮総督府嘱託を経て日本大学教授、東京帝国大学講師を歴任。昭和初期の中国学の第一人者。中国大陸に渡り、当時の中国の風俗や文化を自ら取材。1945年交通事故で死亡。享年65(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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