内容説明
沈みがちな心を静かに揺り起こし、被災された方々が句を詠み始めました。大人も子どもも桜を眺め、星空を見上げては、思いを五七五に結びました。あの日からの一年間、それぞれの地で、それぞれが抱いた思いを、春夏秋冬の百二十余句が奏でます。生きる力となる小さな詩です。
目次
編者に届いた一通の手紙
春の俳句
夏の俳句
秋の俳句
冬・新年の俳句
無季の俳句
東北歌枕をめぐる旅
啓開対談 満天の星、満開の桜(森村誠一;黛まどか)
著者等紹介
黛まどか[マユズミマドカ]
俳人。神奈川県生まれ。1994年、「B面の夏」50句で第40回角川俳句賞奨励賞受賞。1996年、俳句誌「月刊ヘップバーン」創刊主宰(2006年、通巻100号を機に終刊)。1999年、北スペイン・サンティアゴ巡礼道約800kmを徒歩で踏破。2001‐2002年、釜山からソウルまでの道のり約500kmを徒歩で踏破。2002年、『京都の恋』で第2回山本健吉文学賞受賞。2009年・2011年、オペラ「万葉集」(明日香風編・二上挽歌編)の台本執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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