内容説明
1950年に『ライオンと魔女』が出版されて以来、『ナルニア国物語』全7巻はいわばファンタジーの代名詞ともいうべき地位を獲得し、現在でも世界中で年間100万部を増刷しているという。いったいどのようにしてこれほどまでに世界のファンタジー読者に影響を与えた作品が生みだされたのか、その秘密に迫る本が、遂に刊行。物語誕生の裏話、各登場人物の心理分析から、個人的なネーミングの秘密まで、ナルニアファンであればどうしても知りたい「謎」の数々が、いま解き明かされる。C.S.ルイス研究の第一人者による、ナルニア国の物語世界を読み解くガイドブック。
目次
イントロダクション 人類の父としての子ども
第1章 C.S.ルイスの人生
第2章 ナルニアの創造
第3章 ナルニア物語の精神世界
第4章 道徳的心理学
第5章 古典および中世の要素
第6章 ナルニア式命名法とは?
第7章 ルイスの文学的芸術性
著者等紹介
ダウニング,デヴィッド・C.[ダウニング,デヴィッドC.][Downing,David C.]
ペンシルバニア州エリザベスタウンカレッジ教授。C・S・ルイス研究の第一人者
唐沢則幸[カラサワノリユキ]
1958年生まれ。青山学院大学卒。英米児童文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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