内容説明
「光」と「闇」の「異人」がお互いを監視しあい保たれていた人類の平和。その均衡が崩れ、新たな戦いの火蓋が切って落とされる…。デイ・ウォッチ=昼を見張る監視隊と、ナイト・ウォッチ=夜を見張る監視隊の陰謀の応酬、その間で運命に翻弄される異人たち―現代のモスクワ、クリミア半島、プラハを舞台に、ドラマチックに展開する異人たちのバトルの行方は…。人類は光に導かれるのか、それとも闇に導かれるのか?光vs闇のダーク・ファンタジー3部作、第2弾。
著者等紹介
ルキヤネンコ,セルゲイ[ルキヤネンコ,セルゲイ][Lukyanenko,Sergey]
1968年カザフスタン生まれ。SF作家。ロシア国内で「遍歴者賞」「アエリータ賞」など数々の賞を受賞
ワシーリエフ,ウラジーミル[ワシーリエフ,ウラジーミル][Vassilyev,Vladimir]
1967年ウクライナ生まれ。50冊以上の著作を出版する、ロシアの人気SF作家。ロシア国内で、SFファンタジー部門での文学賞も受賞している
法木綾子[ホウキアヤコ]
東京外国語大学ロシア語学科卒。東京大学大学院修了。ロシア文学専攻。神田外語大学、東京海洋大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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詩歌
3
三部作の二冊目。三冊目のタイトルも予測できる展開に。ロシアの吸血鬼は大変なんじゃ…と心配するも、今の所その手の記述は無い。2014/05/16
可兒
3
冷戦にともなう分断の悲劇とKYの話。よくわからなかった世界の仕組みも、徐々にさりげなく記述が入る。しかし、一昔前までゲセルあるいはザヴロンの立場だったロシアからこういう作品が出る背景には、国内の似たような問題があったと勘繰るのは私だけか2009/09/29
inugamix
2
今回はふりがながないなと思ったら、序盤で随分なセクシー展開というかズバリの濡れ場ありで、こりゃ子供に読ませたくない気持ちにもなるかも。まず自陣のボスの思惑を斟酌せねばならない両陣営中堅には、ロシア的気の毒さを感じた。NetscapeとかIRCとかBattle Angel Alitaとかににやり。2009/10/31
matsu0310
1
☆☆☆十分続きは読みたくなるレベル。展開もキャラの関係性も相変わらず微妙だが、この世界の秩序が(解明されていくものと期待でき)どう語られるのか興味深い2009/08/23
南雲吾朗
0
ロシアの作家は初めてだったが面白かった。